◇ あらすじ
新米教師の主人公は、とある女子校に陸上部の顧問として突然招かれることとなった。
最終目標はインターハイ優勝!
はたして主人公は花も恥じらう六人の美少女達を上手く指導し、インターハイ優勝を成し遂げるとこができるでしょうか?
◇ ゲーム概要
ゲームは一週間単位で進行していきます。
まず週の始めにキャラ別に「グラウンド」か「プール」のどちらで練習するかを指定し、パラメータを上げて行きます(もっとも、どちらで練習しようがパラメータの上では大差ありません)。
そのときの練習風景画面でヒロインキャラをクリックすると偶にイベントが発生する事があります。
イベントは他にもキャラのパラメータによって発生することもあるみたいです。
また、夏休みと冬休みでは合宿があり、パラメータの上昇率やイベントが違います。
試合は二週間に一回の割合で組まれており、六人の部員達の中から一人だけ100m、200m、400m、800mリレーの中から一つ出場出来ます。
それらを4月〜翌3月まで延々と一年間続けてインターハイ優勝すればエンディングです。
◇ システム
画面サイズは640×480の窓版とフルスクリーン版の二種類から選択できますが、フルスクリーンの時、「Alt+S」キーを押さないとシステムメニューが出てきません。
メッセージスキップなどもありませんでした。
セーブはスケジュール予定画面の時に3ヶ所に登録可能ですが、ゲーム中はロードできません。
一旦終了して「続きから」を選ばなければならないようです。
CGモードと言った類のおまけ要素は全くありませんでした。
◇ グラフィック
キャラクターデザインは「平松 永遠子」さん。
個人的に結構気に入ったのですがCGとしては、わざわざハイカラーにする必要があるのか?って感じの物が結構ありました。
もちろん奇麗なCGもありましたが運が悪ければ1度もお目にかかれないイベントでのものなのが惜しいですね。
◇ サウンド
BGMは全てCD-DAです。
ゲーム中に使用してる曲は9曲。
ちょっと少ないし、曲自体もはっきり言って良い出来とは思いませんでした。
もうちょっとインパクトのある曲があれば良かったと思います。
CVなんてものは当然ありません。
◇ 感想まとめ
まずパッケージを開けてマニュアルが無いのに驚き。
一応CD-ROM内部のdocファイルを読めって紙切れは入ってましたが…CDをドライブに挿入するとオートでインストーラーが起動し、そのままゲームを開始してしまったので読めませんでした。
システムのところで書いたように、このゲームはメニューの出し方が特殊なのですが、マニュアルを読めなかったのでめちゃくちゃ悩みました。
なんでゲームを終了させるのにこんな苦労せにゃならんのかと(苦笑)。
んでゲームの方ですがここでも驚きました。まずエロシーンが存在しません(怒)。
銀色の丸いシールを貼りつつこの仕打ちはあんまりではないでしょうか?
なんか着替えを覗いたり、風呂覗いたり、デートしたりしてましたが、エンディングを迎えてもそれらしきシーンは全くありませんでした。
もしこのゲームをプレイされた方で「エロシーン見たぜぃ」って人が居ましたら是非教えて下さい。いやマジで。
登場ヒロインは全部で6人なのですがイベントやテキストなどはどのヒロインでも全て共通。
故にヒロインの個性など皆無。
一応、一人一人にプロフィールがありますがゲーム中はまるで意味を成しません。
展開もほとんど「練習」→「大会」の繰り返しで生徒とコーチによるコミュニケーション描写がほとんどないのですよ。
はっきり言ってすぐ飽きます。
大会で勝つのもパラメータより運のような気がしました。
何せパラメータ256(MAX)でも負ける時は負けるので。
ま、大会に出場するとキャラのパラメータが大幅にアップするようなので、低い部分の能力を補う為に出すようなものですね。
それと、大会の名前はウケを狙ったのか「秋華賞」や「青葉賞」など何処かで聞いたような名前がちらほらとありました(いいのか?(^^;)。
音声も無く、CGや操作などもまるでDOSゲームのようです。
このゲームを作った方達はこのゲームをプレイしてみて「これは行ける!面白い!」と思ったのでしょうか?
個人的には「ユーザーに楽しんで貰おう」とか「面白いゲーム作ろう」とか言ったプライドは感じる事が出来ませんでした。
私的満足度: ★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆
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