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黒い衝動
発売日:1997.12.19 / violate

◇ ゲーム概要

 3つのシナリオから成るオムニバスADV。 ゲーム進行はどれも2〜3択の選択肢を選んでいくとこで進行・分岐します。 シナリオ構成は以下の通りです。

・「最悪の日」
 留年と彼女に振られるというダブルパンチを食らって荒れた主人公が、ふと立ち寄ったレンタルビデオ屋の店員に襲い掛かる。

・「あなたのとりこ」
 資産家の息子である主人公を狙ってやってきた裏家業のハンターが主人公お付きのメイドに敗れ、主人公の性教育の対象にされてしまう。

・「赤点」
 大家の一人娘の家庭教師をしている主人公。 娘の両親が不在のとき、紅茶の砂糖に何故か媚薬が入っていて…。

どれも難易度は皆無。1プレイ時間は3〜5分です。


◇ システム

 HDDへのインストールは無しで画面サイズは640×480で固定されてます。 セーブは可能ですけど私は全く使用しませんでした。


◇ グラフィック

 原画は「白鷺藤七郎」氏と「生煮えおでん」氏。 どちらの絵柄も目がちょっと怖いんですけど…(汗)はっきり言ってしまえばどちらの絵柄もあまり好みでは無かったです。

 CG自体はそれほど悪くはないですが枚数はゲームのプレイ時間を考慮しても少な目と思います。 CGモードはトップメニューより入れるようになってました。


◇ サウンド

 BGMはMIDIで全7曲。 それなりにシーンを盛り上げてくれてるとは思いますが、なにせまともに聴くことも無かったので印象に残ってる曲というのは無し。

 CVは主人公以外フルボイスで、演技の方は結構いいと思います。 まぁほとんどエロシーンですけど(笑)。


◇ 感想まとめ

 violateというブランドは知りませんでしたがアセンブラージュの名前で出しているので同メーカーを贔屓目に購入している自分としては多少気になっていたところ、ある日某ショップで投げ売りされてるのを見かけたので今回やってみました。 ちなみにアセンブラージュは販売のみで開発には関わってないようです。

 一応先に突撃された勇者の報告で大体の雰囲気は掴んでいたつもりだったのですが、なかなか見事なク〇ゲーっぷりですね(苦笑)。 最低限の設定で短くスパッと終わるので変にだらだらと引っ張られるよりはいいけど、とにかくボリュームの無さが泣けてきます。

 売りになる筈のエロシーンでも見どころがせいぜい局部のアップくらい(当然モザイク処理なので見て面白いものでもない)で、行為自体は割とあっさり終わってしまい物足りない。

 個人的にはこれはプレイしなかったことにしたいゲームだなぁ…。 プレイ後の脱力感は強力で、正直こうやって感想を書くことすら無駄な時間を消費していると感じるほど個人的には得るものが無かったタイトルでした。


◇ お気に入りキャラ

 プレイ直後にこれ書いてますが、登場キャラの名前すら覚えていません(笑)。


私的満足度: ★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆

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