せんぱい |
発売日:2000.04.28 / MOON |
◇ あらすじ
卒業式を間近に控えた色葉学園。
その学園の1年生である主人公「樹杉徹」は 幼なじみの「大原美菜子」をはじめ仲の良い先輩達と残り少ない卒業式までの日々を過していた。
この区切りの時期に学園を去る者と送る者との様々な思惑が交錯し、そして互いに悔いの残らないよう最後の思い出を築いてく。
やがて卒業式の日をを迎えたとき、主人公の傍にいるヒトは誰なのだろうか?
◇ ゲーム概要
バレンタインデー(2月14日)から卒業式(3月15日)までの約一ヶ月の学園生活を綴った学園恋愛物AVG。
ゲームは主に移動先などの行動内容を選択肢から選んでいくことで物語が分岐していくタイプです。
なお、一度通ったシナリオのルートでも、エンディングを一度見た後に新たな選択肢が追加され、追加イベント(主にエロシーン)が追加される場合があります。
ヒロインと呼べるキャラは7人。
エンディング総数は10種類。
選択内容は特に捻ったものはないので難易度は低め。
1プレイも大体1時間前後なので比較的ストレスを感じずに遊べると思います。
◇ システム
インストール容量は約175MBほど。
ゲーム起動時にCD-ROM不要なのは有難かったです。
画面は640×480の窓版とフルスクリーン版の二通りがあり、デフォルトやゲーム起動直後は窓版になっていて ゲーム中に「Window」ボタンをクリックすることで変更可能。
メッセージは速度の変更は出来ませんがスキップはかなり快適に飛ばしてくれます。
ただ未読・既読のチェックをしてないのが惜しい。
セーブやロードはゲーム中に何時でも可能で、セーブファイルを随時作成していくタイプ。
Selen系列のブランドのようで「セレンのゲームと同じシステム」と書いたほうが解り易い人も居るでしょうか。
そんな訳でシステム面で特に不満爆発ってことは無かったんですけど…あのマニュアルは手抜きな気がしました。
レストランのメニューじゃないんだから…。
◇ グラフィック
原画は「臼田美夫」さん。
特徴掴み難いデザインですけど私的にはまずまず…かな。
表情パターンも数種類用意されいて悪く無かったです。
CGは一枚絵も背景も丁寧に描かれていて好感が持てますし、枚数もゲーム期間の割には比較的多めかも。
CGモードはゲーム中の「CG mode」ボタンをクリックすることで入れますが、何故かトップメニューからははいれません。
このようにした意図はさっぱり解りませんけどね。
エロシーンの回想モードはありませんでした。
◇ サウンド
BGMはmp3のようですね。音質は割と良かった。
曲担当は今(2000年4月)が旬のI'veですが…期待しすぎていた為か、特に印象に残る曲はありませんでした。
OPタイトルのバックに主題歌「DREAMER」が再生されていて、これは結構いい感じでお気に入りなんですけどOPムービーのようなものが無く、ちょっと勿体無い気がしました。
CVは主人公以外はフルボイスで演技も結構いい感じ。
音楽モードは最初からトップメニューにあります。
◇ 感想まとめ
謳い文句によるとこのゲームは「ピュア度120%の純愛学園AVG!!」らしいです。
…なるほど確かに純粋ですね…“性欲”に(笑)。
最近の純愛は時と場所を気にせず、サルのようにヤリまくることのようです。
そんな訳で恋愛系ゲームとして見るなら結構エロシーンの発生頻度が高く、内容もそれなりに充実していたんじゃないかと思います。
加えてお目当てのヒロイン以外とHしても問題なくエンディングを迎えられる場合もありますし、概要でも少し触れましたが、一度とあるシナリオをクリアして、再度そのルートに入ることで3Pシーンなどが追加されたり…と、個人的に好きなハーレムエロ展開だったのも嬉しいところ。
テキスト量が少ないので尺はやや短いけど声優さんの演技は良かったですしエロに関しては満足いくレベルでした。
で、もう一つの売りが攻略対象の半数以上が主人公より年上のお姉さんってことになると思いますが、年上ならではの展開というのがメインヒロインの美菜子以外のキャラではエンディング(卒業式)くらいしか無く、シナリオの展開では残念ながら特に年上の設定が活かされているとは感じなかったです。
むしろシナリオは全体的に薄いと言っても言いすぎでは無いかと。
ただ、ゲーム開始時点でほとんどのヒロインは既に主人公に気があるという状態なので、この辺りをすんなり受け入れられれば軽めのラブエロ物としては悪く無いんじゃないでしょうかね。
年上のお姉さん達との恋愛物を期待すると外す可能性大ですが、お姉さん達とヤリまくる軽めのご都合主義ハーレムエロを求めるなら良いと思います。
◇ お気に入りキャラ
ゲームタイトルに反して後輩キャラの「八姫 七海」でしょうか(笑)。
と言っても年下だから気に入った訳ではなく、決め手は声優さんの演技(岩田由貴さんの声)がなんか気に入ったから(笑)。
まぁシナリオ展開などでキャラの魅力を表現してない所謂ヤリゲーなので仕方ないとこでしょう。
私的満足度: ★★★★★ ★☆☆☆☆
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