Rascal・改 − Game Impression
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シンフォニック=レイン
発売日:2004.03.26 / 工画堂
 Badエンドは一部回収してませんが、Good系のエンドは全6種とも見て終了。

 とりあえず純粋にシナリオを楽しむために演奏パートは全てオートでプレイしましたがゲーム全体を通しても各シナリオ単体毎でも序盤と終盤で結構印象が変わりますね。 3人のヒロインの終盤に明かされる設定はどれもなかなかに衝撃的。 あまりネタバレになるのも難ですので一言で言わせてもらえば「女は怖いな」…と。

 伏線とわかっている会話やイベントでも、予想を上回る展開になるものがいくつかあって素直に楽しめたと思います。 ただ、序盤から中盤にかけてはやや展開が間延びしていて垂れやすいのが残念かも。 一度誰かのエンディングを見た後ならちょっとしたイベントでも各キャラの思惑とか横の繋がりとかが判って面白いんですけどね…。

 全体としては3人のヒロインルートをクリア後にTrueエンドルートにいけるようになるのですけど、Trueシナリオでの内容や仕掛けに関しては個別ルートの段階で予測がつき、実際その通りに進行する王道的な展開なのであまり新鮮味や衝撃はありませんでした。

 音楽は全体的に落ち着いた感じの曲が多かったですね。 ヴォーカル曲は全部で10曲あり、そのうちの4曲はフォルテールの演奏イベントに使われていてゲーム中何度も何度も聴かされることになります。 この演奏パートのスキップができないのはちょっと不満ですけど、曲自体はどれもなかなか良いと思います。 個人的にはファルエンドの「メロディー」がお気に入り。

 まぁエンディングそのものに不満を感じる人がいるかもしれませんが、個人的にはキャラの意外性がなかなか新鮮で満足度は割と高いゲームでした。 余談ですが、初回版についてる妖精フォーニのフィギアは素人目には割と良い出来に見えましたけどどうなんでしょう…。(笑)

私的満足度: ★★★★★ ★★★☆☆

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