Rascal・改 − Game Impression
[メニュー枠OFF]

ホワイトブレス
発売日:2004.07.23 / FC02
 CG全て埋めてコンプリート。あまり評判がよくないというのは聞いていましたけど、発売前は購入予定だったし、主人公はヘタレではなく、プレイ時間もそれほどかからないということを聞いて発売からしばらくして確保&プレイしてみました。

 舞台が冬ということもありキャラが喋るときの立ち絵では“白い息”を吐いてたり、キャラクターが黒・茶系の髪で落ち着いた雰囲気があり、背景やイベントなどは流石と感じるほど綺麗なCGで見た目的には良い感じ。

 各ヒロインの悩みとか問題をベースにした話自体は割とベタながら悪くはなかったと思うが、主人公をはじめ各キャラの設定など活かしたイベントが少なく、 また話の流れも無理があるというか、強引に感じることが結構あったのが気になりました。

 特に学生モデルの歩なんかは、たった一度忘れ物を届けただけのそれまで見ず知らずだった主人公に対して好感度高すぎなのが凄い不自然に感じた。 このキャラは『With You』の舞台だったエルシア学園の学生で、主人公の所属しているサッカー部の練習試合の相手がその学園だったりするので、せめてこのあたりの繋がりで歩と再会して仲良くなっていくという流れがあったほうが自然だったと思うんですけどね。

 その他のヒロインに関しては最初から好感度MAXのF&Cらしい設定でしたので良いけど、それでも親友キャラの刹那があまりにも都合良すぎな動きをしていて苦笑ものでした。 「困ったときは刹那」みたいな感じの都合の良いお助けキャラというか…(笑)。

 エロシーンのほうは喘ぎ声ばっかりで状況描写がほとんどなく、淡々とした印象。 マウスクリックするたびに喘ぎ声ばかりが表示されていく様はエロいというより笑えた。

 ま、キャラ萌え度はそれなりにあると思うし、CGは綺麗なので原画さんのファンでシナリオに過剰な期待をしなければ逝ってみても良いんじゃないかと思います。

私的満足度: ★★★★★ ★☆☆☆☆

Copyright(c) 2007 SHEO