| ままらぶ 〜ひとつ屋根の下愛情たっぷりADV〜 |
| 発売日：2004.10.29 / HERMIT |
コンプリートしてしまいました…終わった後、もう少しこのゲームに浸っていたかったと感じるゲームでした。
システム：
既読スキップ、バックログ閲覧、メッセージ速度調整、オートモード、クイックセーブや十分なセーブ領域と必要な機能はほぼ揃っていて動作自体も軽めなので不満はありません。
デフォルト設定だとTVフレーム枠が表示されるのですが、個人的には必要なかったです。
グラフィック：
値段設定の割にはCGモードの欄が多かったので差分も別枠表示なのかと思ったのですが、予想に反して差分同枠登録で結構な枚数があったのは嬉しい誤算でした。
ただ、ありえない不自然なチチのでかさ（特にクリス）とか構図とかが目立ちます。
それとテキスト内容と表示されてるCGが整合性取れてない場面もいくつかあり、これらの点で不満はありますが、キャラデザインなどは個人的には気に入ってるかな。
ギャグCGやフェイスウインドウも演出に貢献していてよさげでしたけど、後者は欲を言えばもう少しパターンが欲しかったかも。背景画は…まぁ可も不可もなし…かな。
サウンド：
BGMは特に気に入った曲というのはありませんがコメディのノリに合っていて不満はなし。
主題歌はやや電波系…かな。オフィ通の特典CDにはDAで収録されてました。
声優さんの演技は全体的にかなり高め、ヒロインだけでなくサブキャラや男どもまでよく合ったキャスティングになってたと思います。
ギャグや会話の合間に入るコント調の笑い声はちょっと多すぎでくどく感じるかも。
ここぞという場面に絞って入れてくれる分には大歓迎なんですけどね。
シナリオ：
三世帯が家族ぐるみで生活してる擬似家族物で話自体はベタな王道ラブコメ展開ですな。
各キャラのシナリオ全体を通して見ると目新しさというのはありませんが、割とよく見かける「どこぞで見たシーンの劣化コピー」ではなく、キャラ描写を含め丁寧に描いてひとつの「ベタな王道ラブコメ」に昇華させてるのはやっぱり流石だなと感じます。
（クリスが他とちょっと毛色が異なっていて唖然としましたが、これはこれでアリだと思う）。
エロ：
メインヒロインの涼子はルートに入ると序盤から定期的にエロシーンがあって計7回。
その他のキャラは終盤に3回ほど発生します。基本的にオンリープレイ必須でつまみ食い不可。
全体的にシチュエーションは豊富ですし長さも内容も十分になり満足できました。
特にエロ行為に至るまでの会話やエロ行為中のラブラブエロエロなやり取りが良い感じ。
キャラ：
キャラ的なお気に入りは予想に反して小雪でした。小雪シナリオでの告白シーンから修羅場を経て桃色時空に突入していく展開は個人的にかなりお気に入りだし、涼子ルートでの小雪のいじらしさもかなりツボだったもので…。
もちろん涼子に関しても期待通り「可愛いらしい年上キャラ」を満喫させてもらい満足。
だからおまけシーンのアレはＧＪ！よくやった感動したって感じでしたよ(笑)。ほんと全国の「浩くん（浩二）」が羨ましいです。
キャラのお気に入り順で言うと 小雪＞涼子＞瑠璃＞かおり＞クリス。
でもこのゲームはサブキャラ達もかなり存在感があるんですよね。
（オフィシャルサイトの人気投票で初めて知ったけど女子学生達って名前あったのね…）
まとめ：
今更書くまでもなく個人的には萌えエロゲーとしてかなり気に入ったタイトルで暫くはHDDに居座るでしょう。
注意点として、メインヒロインの涼子狙い以外だとプレイ開始からコメディ調の日常がしばらく続くので抜き目的でプレイするとエロシーンまでが長くて外す可能性があります。
またこのゲームのノリや会話が根本的に合わない人も居るでしょうから、気になる方は体験版をＤＬしてから購入検討した方が良いと思います。
私的満足度： ★★★★★ ★★★☆☆
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