| Slow Step 〜初めての恋愛〜 |
| 発売日：2004.12.24 / IMAGECRAFT |
全CGと回想を埋めてコンプリート。
ヒロインは3人でそれぞれのハッピーエンドとバッドエンド、それとななかには淫乱化エンドがあり、バッドルートでもCGやイベントが結構あるのでCGコンプはちょっと苦労するかも。
一人暮らしながら普通の学園生活を送っていた主人公のクラスに「杉下ななか」が転校生として入ってきた。
大人しいななかはあるきっかけが元でクラスの女子の反感を買ってしまい、嫌がらせを受けるようになってしまったが、主人公とその幼なじみの「花川かおり」は友達として接していく…というあらすじ。
中盤までは何の取り得もなかった主人公がクラスメイト達の嫌がらせを受けてるななかを庇っていく過程で各ヒロイン達との恋愛のきっかけが出来ていく…という流れなのですが、結構な日数を費やす割には各イベントが淡々とした描写で進むため若干物足りなさは感じますね。
特に告白シーンは主人公がヒロインを好だということを突然自覚して即告白…という感じしかしないですから…。
ただ主人公も嫌がらせを受けており（…というか、ななかの方が主人公に対する嫌がらせのとばっちりを受けただけなのですが(苦笑)…）あまりこの辺りの描写をねちねちと描かれても気が滅入りそうなので個人的にはあっさり目の描写に留まってることは結果としては良かったかな。
どのヒロインのハッピーエンドも最終的には一回り成長した主人公とヒロインの様子はわかるようになっていますしね。
ヒロイン達はエロゲにありがちな変なキャラ（妙な口癖があったり奇天烈な行動をしたり）ではなく、普通の言動をしてくれるのが何故か新鮮でした(笑)。
まぁ若干一名ほど知障っぽいキャラが居ましたが攻略対象キャラではないのでどうでも良し。
エロシーンはハッピーエンドルートだと各ヒロインとも3回ほど発生。
主人公の自室でのななかとの初Hシーンは脱ぎ捨てた衣類がCG内にちゃんと描かれていて個人的にはかなり良かった。
いや、だって自分のベッドに女の子の下着とがが脱ぎ捨ててあるシチュエーションって結構興奮しませんか？
脱衣式エロシーンの場合の多くは脱がした衣類はどっかに消えてしまいますから、こういうのは結構新鮮でよかったですよ。
純愛ゲーとしてはエロシーンの内容もなかなか良い感じだと思います。
ヒロインは全員処女で最初から感じまくりなのですが、声優さんの呂律のまわらない喘ぎ声とかフェラの演技は非常に良かった。
効果音とかはないし単に声優さんの演技に助けられてるだけって気もしますけど…良いんです、それでもエロいから(笑)。
またメインヒロインのななかの場合、通常のハッピーエンドルートの他に淫乱化エンドが存在するのですが…そのきっかけとなるのが主人公の天敵である男キャラで、彼の指示で淫乱化させていく流れな上に、エロシーンでも絡んできます。
つまりヒロインに対して男x2で攻める…というシーンが結構ありますので、そういうのが苦手な人は要注意。
まぁフェラとアナルだけだし、ヒロインも嫌がってないし(笑)個人的には結構よさげでしたけど。
それとBADエンドでは完全に寝取られるシーンがあるのでこれも耐性のない方は見ないように。
CGはしゃりふら氏の描くキャラ絵は可愛くて個人的に大変お気に入りなのですけど、立ち絵は若干ドットが荒くて残念です。
CG枚数的には特に不満はないですし、エンディングのスタッフロールでは作中のイベントCGではなく、全ヒロインキャラの「朝のひとコマ」のような絵がエンドロール用に描き下ろされていて好印象。
BGMは一番多く流れる曲の中に学校のチャイムの音が入っていて、シーンによってはちょっと違和感を感じますね。
主題歌の「Slow Step」は原画と合わせて私の購入理由の一つだったこともあり結構お気に入り。
全体的にストーリーの流れは結構荒いですし、淫乱ルートなどは「どこが“Slow Step”やねん！」と突っ込みたくなるほど展開が速いし、ヒロインキャラの魅力も描ききれているとは言い難いので、ちょっと勿体無いなぁというのが正直なところです。
エロシーンなどは個人的に結構気に入っているので満足度は低くないですけどね。
私的満足度： ★★★★★ ★☆☆☆☆
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