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レイプレイ −RapeLay−
発売日:2006.04.21 / ILLUSION
 一通り調教が完了したのでひとまず終了とします。 3Dゲームはキャラも動きもカク付いていてぎこちない…という先入観があったので今まで敬遠してましたけど、このゲームの前にプレイした『人工少女2』の動きや、このゲームの評判を聞きかじって興味を持ったので吶喊しました。 プレイ時間は計8時間前後…と言ったところでしょうか。

 ある日痴漢で捕まった「鬼村将哉」。 家が街の名士のため即釈放された将哉は痴漢行為を通報した「桐生蒼」への復讐を画策する。 蒼の家が母親と妹の三人家族であることを調べ、家族全員を性奴隷とすべく行動を開始するのだった…というあらすじ。


 イリュージョンお得意の3DCGを駆使した調教ゲームです。 物語性は皆無で三人の女性をそれぞれ調教していき、用意された9つの性癖(肛感・露出・精飲など)を全て付けることが出来ればそのキャラは調教完了。 なお三人全員の調教が完了してもエンディングにはならず、すっかり従順になったヒロイン達との3P・4Pを含めたエロシーンを延々と繰り返す流れになります。
 一応私が確認したところではバッド系のエンドが二種類(赤エンドと黒エンド)ありましたがハッピー系のエンドは今のところ確認していません。 たぶん存在しないんじゃないでしょうかね。 ちなみにバッド系の赤エンド…要は主人公が刺殺されるエンドなのですが、狂った笑い声を上げながらザッシュザッシュと短刀で主人公をメッタ刺しにする様は必見です(苦笑)。 途中で画面が暗転して音声オンリーになってしまうのが残念でしたけどね(ぉぃ

 ゲーム構成的には「のぞきモード」「痴漢モード」「Hモード」に分けられ、調教時に対象キャラとどのモードでプレイするかを選択するだけ。 Hモードの場合は場所も7ヶ所から選択可能で、場所によっては初期の体位が変化します。 なおプレイ開始からしばらくは三人のヒロイン達を追い込んでいく展開が語られるのですが、その時に各モードを一通り体験できます。


以下、各モード毎の雑感。


のぞきモード
 基本的には駅のホームに佇むヒロインを眺めるだけ。 「祈願」を行うことで突風を呼びスカートを捲れさせることが可能です。 つか、凄い能力ですな(笑)。 あとはバイブを突っ込ませて羞恥に染まる表情を堪能するくらいか…。 とりあえず、露出の性癖を付ける以外は使い道のないモードでした。


痴漢モード
 文字通り電車内でヒロインに対して痴漢行為を行います。 顔・胸・股間・尻などをマウスをドラッグして触りまくったり、スカートを捲ることでマ○コや肛門を弄ることも可能。
 恥辱の性癖を付けるためには必須のモードで、しかも性癖を付けさせるには90秒以内に痴漢行為だけでイカさなかればならないのですが…これがかなり難しい。 同じ処を弄ってばかりだと手を払われますし、スカートや上着を捲ってもボサッとしてると戻されてしまってなかなか快感度を上げられず苦労しました。 一応「肛感」の性癖を付けた後に尻と肛門を執拗に攻めたら何とかなりましたけど、私は痴漢には向いていないなぁと感じた次第です。 いや、良いことなんでしょうけど(笑)。


Hモード
 これがこのゲームのメインですね。 まず服の脱がせ方のバリエーションがなかなか多くて良い感じでした。 下着だけに限っても半ずらしは当然として足首で留めてたり全部脱がすことも可能。 個人的には蒼の女子校生らしい白下着姿(刺繍柄はなかなか凝ってる)にかなり興奮しましたが…それはともかく、好みの脱がせ方で色々な体位を要求できるのがポイント高かったです。 難を言えば衣装パターンが各キャラ1パターンのみということでしょうかね。 『人工少女2』のように色々な衣装パターンが楽しめればもっと良かったのに。

 フェラもそれなりに要求できることが多くて満足。 手淫・先舐め・裏舐めetcとパターンが多く、更に口淫の性癖が付けば唾液音や行為パターンも微妙に変化があって凝ってます。 射精時の飲ませるorぶっかけるかもプレイヤーが自由に選べるのもグッド。

 体位は正常位・座位・騎乗位・後背位・背面座位・背面騎乗位の6パターンから選択可能。 もちろん性器に挿れるかアナルに挿れるかは選べるし何時でも自由に体位は変更できます。 どの体位も動きがなかなかエロくて良い感じ。 ただ調教ならではの道具を使ったプレイはほとんど無いので、そっち方面に期待すると肩透かしを食らうかも知れません。

 実際のエロシーンでプレイヤーがやることはピストンかグラインドかをマウスで操作するだけなので、あとは好みの視点にセットしてれば視覚的にかなり堪能できるのが良い感じ。 射精場所は中か外かくらいしか選べず、何処に掛けるかは選択できませんが、掛かった汁はその後もそのまま描かれているので汁まみれ状態にするのが好きな方にも満足はできると思います。 中出しの場合は抜いた後に局部から汁が垂れ流れてくる描写がなかなかエロかったです。

 そんな訳で視覚的には色々と凝っているし細かい動きもエロさがあってかなり良い感じなのですが、音声方面に若干の不満があります。 個人的には特に喘ぎ声パターンの少なさに物足りなさを感じました。 性奴隷化してしまえば淫語を連発してくれるような気がしますが、調教過程だと割りと飽きるのが早かったです(苦笑)。

 ちなみに調教完了したヒロインが二人になると、その組み合わせで3Pが可能。 全員の調教が完了すれば当然4Pが可能になります。 ただ多人数プレイの場合は選べるパターンが少ないのが惜しいところ。 例えば二人ならダブルフェラとかありますが、トリプルフェラは無いっぽいのが心残り。 とは言え、複数のキャラがエロく動いてる絵は壮観ですし、音声も複数同時再生してくれるので臨場感があり、多人数プレイ好きとしては大満足でしたけどね。

 また全員調教完了した時点でエロシーンのエディットモードが開放されます。 キャラと場所を始め、ヒロインの状態から行為の内容を指定した時間だけオート再生してくれるので好みのシチュエーションの組み合わせて実用可能。 個人的にはカメラ位置も細かく指定できればもっと実用性が増したんじゃないかなぁと感じましたがゲーム本編中は色々と手が放せないので有難い機能だとは思います。


 まぁとりあえず、物語性が低いのでヒロイン達が段々と追い詰められたり足掻いたりする状況は不足してますし、キャラ描写も皆無なのでヒロインに対する思い入れ…というか執着心が薄いのですが、3DCGで描かれたキャラ達は(私的には)悪く無く、何より動きがエロくて純粋にエロ目的の抜きゲーとしては十分満足できたタイトルでした。 3D技術進歩の凄まじさに唯々感服。 ただ『人工少女2』のような顔エディットは無理としても先にも書いたように衣装パターンはやっぱり複数用意して欲しかったですね。


私的満足度: ★★★★★ ★★☆☆☆

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