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淫烙の巫女
発売日:2007-10-26 / Nomad
 全CGと回想を埋めてコンプ。 所要時間は1stプレイで約3時間、コンプまでは大体7時間くらいでしょうかね。 気に入ったシーンの度に「使う」つもりなら当然もっと時間はかかります(笑)。

 数百年前に滝沢の巫女によって封印された妖怪・白鬼丸の祠が公共工事で取り壊され、封印が解けてしまった。 しかしその妖力はいまだ滝沢の巫女の子孫である「滝沢遥」の内に封じられてるため白鬼丸は村長の息子「岩淵健」に憑依して滝沢の母娘を堕落させようと画策するのだった…というあらすじ。


 選択肢による分岐型の「巫女女子校生凌辱ADV」。 とは言ってもプレイ中に遭遇する選択肢は計5つと非常に少ないので難易度は低いです。 登場するヒロインはメインの遥の他に妹「陽菜」と母親「美咲」の計3人のみ。 エンディングは6種類ほどで、ヒロインの個別エンドに相当するものはありませんでした。


 最初に書いときますけど、このゲームにはハッピーエンドというものは存在しません。 ネタバレ?大丈夫です、そもそも物語性なんてものは皆無ですから。
 主人公が鬼に憑依されてヒロインを凌辱…という展開だと心の中で「やめろぉ!」とか叫んだり、ヒロインの必死の呼び掛けに応えて肉体の支配権を取り戻したりするのが王道ですけど、コイツは憑依された後にあっさりと魂を喰われてしまいます。 しかも結構間抜けな最後なのがまた哀れ。
 まぁそんな訳で物語としては「どのようにヒロインを凌辱していくか」がひたすら展開していくだけです。 白鬼丸の再封印とかも存在しません。 ゲーム開始直後からエロシーンがはじまり、一つの凌辱シーンが終わったら直ぐに次の凌辱シーンの直前まで時間がワープしますので清々しいくらいにエロ特化型のタイトルだと言えます。


 で、その凌辱シーンのほうはフェラ・羞恥プレイ・輪姦の比率が比較的高めで、それに加えてシチュエーションの多彩さが売りではないでしょうかね。 正直言ってよくこれだけ考えたものだと感心してしまいましたよ。
 一応、選択肢後のルートによって特徴が若干異なっていて大別すると「学園生に輪姦されるルート」「村人達に輪姦されるルート」「権力者に輪姦されるルート」「その他」という感じでしょうか。 どのルートでも輪姦はデフォなので主人公以外の野郎がヒロインを喘がせるのが嫌な人は全力で回避すべき。 逆に輪姦好き…特にデブ中年オヤジとか爺さんとかの醜男に美少女が犯られるシチュが好きなら満足できるかと。

 印象に残ったものをいくつか挙げていくと先ずは学園生編でしょうかね。 遥は弓道部に所属していて後輩達にも慕われているのですが、その遥が衆目の前で羞恥プレイや強制的に輪姦されていくうちに次第に後輩達からニタニタと蔑みの言葉を掛けられるようになる流れ。 シチュエーションとしては
 ・スク水で輪姦
 ・緊縛プレイ中に後輩に電話で実況中継(後輩の男女共にノリノリ)
 ・弓道袴でアナルに矢を三本挿入
 ・女性器の公開授業 → 輪姦のコンポ
 ・公衆便所(便器の上でM字開脚のまま交代で凌辱)
と言ったあたりが印象的でした。 学園がメインということもあって衣装パターン(制服・スク水・体操服ブルマ・弓道袴・巫女装束・など)が豊富なのもグッド。 ただ輪姦シーンでは他の女子部員たちもギャラリーとしてではなく乱交的に参加させて欲しかった。

 主人公(白鬼丸)が単独で相手する事もありますけど絶対数が少なく、個人的にはやっぱり主人公だけが凌辱していく展開も見たかったですね。 1対1のシーンなどは最初だけなので些か物足りないです。 数少ない主人公の単体物で印象的だったのはフタナリ物でしょうか。 遥と美咲にペニスを生やし、トーテムポールのように重なって真ん中の陽菜に挿入とかは斬新だった。
 他にも輪姦も含めて印象的だったものを挙げておくと
 ・女体盛り(遥のみ)
 ・電車内での痴漢プレイ…というか輪姦(遥のみ)
 ・映画館の中で座位(遥のみ)
 ・目隠し狂宴(遥&美咲)
 ・スケスケ巫女装束で羞恥プレイ(遥のみ)
 ・獣姦(遥のみ)
あたりでしょうか。 なんか遥ばっかりですがキャラデザイン的にお気に入りだし、実際メインキャラとして優遇されてるんで仕方ないです。 個人的に獣姦は属性外だったこともあって結構引いたけど一度に二匹を相手にするので獣姦好きな人は要チェックかと。


 シチュエーション以外では先ずフェラシーンが良好。 台詞としての唾液音だけでなく、ト書きの部分でもバックグラウンドでエンドレス再生してくれますし、しかもその唾液音がまた「溺れてるんじゃね?」と思ってしまうほどジュパジュパなのでフェラ好きな人には嬉しい仕様ではないかと。 3Pプレイ以上のときは喘ぎ声もバックで再生してくれる場合もありますが、全てではないのがちょっと中途半端でした。
 あとは卑語の乱発、呂律の回ってない嬌声など、音声面の良さが終始目立ってた気がします。 「らめぇ」とか「もうゆるひてぇ」系が好きなら必聴。

 ちなみに回数のほうは回想枠で数えると全57シーンほど。 一度のプレイで30シーンくらいなので大体1時間に10シーンほど発生する計算になりますね。 多人数プレイが多いのでキャラ別ではちょっと数え難いですが、やっぱり遥が飛び抜けて多いです。


 システムまわりは必要な機能は揃ってると思いますが一点だけ…「オートモードの遅さを早急に改善すべき」速度MAXにしても文字送り(改頁)が遅すぎる。 特に音声入りセリフ後の改頁が異様に遅くてイライラしてきますよ。 せっかくバックグラウンドで嬌声を流しててもセリフの後の無音時間が長くて台無しです。
※↑は10/09の改良パッチにて解消されました。お疲れ様です。


 まとめとしては「とにかく圧倒的なシチュエーションの豊富さが特徴の抜きゲー」ですね。 巫女好きで輪姦に耐性がある身としては使えるシーンが多い…というか正直言って「どれを使うか悩む」ほどで、抜きゲーの価値=実用性とするなら満足度は高めと言えます。 ただ欲を言えばもう少し主人公のみが相手するシチュが欲しかった。


お気に入り順は
 遥 > 陽菜 > 美咲


私的満足度: ★★★★★ ★★☆☆☆

Copyright(c) 2007 SHEO