放課後はフィアンセ |
発売日:1998.02.27 / SweetBasil |
◇ あらすじ
取りたてて目立つ所のない主人公「脇田 匡」は幼い頃に事故で両親を亡くしてしまうが、足長おじさん「菅野 豪太郎」の援助のおかげで高校生でありながら一戸建ての家に住み、生活にも不自由していなかった。
そんなある日、主人公の家に菅野の妻と名乗る女性と菅野の娘が3人訪れる。
菅野の妻である「美月」の話ではどうやら「菅野 豪太郎」が他界したらしく、その遺言として「自分の娘のいずれかが脇田 匡のフィアンセとなる」とあった。
そしてそれが実行されない場合、匡への援助を打ち切るとも…。
期限は8日とされ、その間に主人公「匡」は3人の娘「美理」「美砂」「美輝」のうちからいずれかをフィアンセとして選ばなければならない。
こうしていきなり押しかけてきたフィアンセ候補達との生活が始まった。
果たして匡は誰をフィアンセとして選ぶのだろうか。
◇ ゲーム概要
コマンド選択によって物語が分岐していくタイプのADVです。
とはいえ単純に選択肢によって枝別れしているわけでは無く、キャラ毎に好感度のようなパラメータがあり、それによって同じ選択肢でも内容が異なる展開になる場合があります。
したがって全ての組み合わせを見るとなると結構大変…。
エンディングも3人のヒロインに関しては好感度によってエンド内容が異なってきます。
しかしゲームの難易度はそれほど高くないので繰り返しプレイもそれほど苦ではない…と思います。たぶん。
◇ システム
画面は640×480の窓モードのみ。個人的にはフルスクリーンモードがあると嬉しかったかな。
セーブ個所は10ヶ所でセーブした日付も表示されるようになってました。
メッセージスキップは初回プレイでは使えず2回目以降、既読テキストに関してのみスキップ出来ます。
ただ所々バグなのか仕様なのかわかりませんが未読テキストもスキップされてしまいました。
せめてスキップ中に右クリック等でスキップが解除されるような作りになっていたら有り難かったですね。
おまけとしてはCGモードと別メニューで音楽モードがあり、CGは達成率が表示されます。
◇ グラフィック
原画は「海豹かずま」さんで。結構好みが別れそうなキャラデザインだと思います。
背景は実写取り込み(最近多いなぁ)でキャラの立ち絵は目パチ口パクアニメがあった…様な気がします。
CGの枚数自体は結構多く、CG補完は少し苦労しました。
◇ サウンド
BGMはMIDI音源のみです。
少々印象に残り難くいですがBGMとしては可も無く不可も無く…と言ったところでしょうか。
曲数自体も10曲と少ないのも残念。
音声は主人公以外のメインキャラは一応全て喋ってました。
演技の方も一部を除いて無難な線だと思います。
◇ 感想まとめ
初回プレイ1.5時間、2回目以降0.5〜1時間という…一見お手軽なゲームのようなプレイ時間ですが、前述したように同じ選択肢でもキャラの好感度によって結構異なる展開になるので全CG及び全エンディング補完は結構苦労しました。
ただ一度見たテキストはスキップ可能なので、その点は有難かったですけどね。
シナリオ展開は純愛系と鬼畜系で主人公がまるで別人のようになります。
純愛系のエンド目指してプレイしていたのに、ある選択肢1つでいきなり鬼畜に大変身!…は個人的にちょっと引きました。
その選択肢が鬼畜系へ入る事をプレイヤーが理解できる場合は良いのですが(実際はそっちの方が多いかな?)、美月や芳子のサブキャラ達のエンディングなんかは「そりゃないだろ」と思いましたよ。
芳子なんて結構良い感じで萌え度が高かったのにゲーム中の扱いが不憫すぎです。
エロシーンの発生頻度はなかなか高め。
三姉妹全てと結ばれるルートはもちろん、サブキャラ2人も含めた計5人とのハーレムエンドもあり、エロ方面はなかなか良いのではないでしょうか。
ハーレム以外の要素としては「妹属性」な人や「巨乳メガネっ娘属性」な人なら原画が気に入れば楽しめるかもしれません。
私的満足度: ★★★★★ ★☆☆☆☆
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