Rascal・改 − Game Impression
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巫女〜みにょっ!〜
発売日:2003.11.07 / TAKE OUT
 一部の回想が埋まってませんが、Happy系のエンドは一通り見たので終了。

 史上最高についてない男である主人公は現在大学浪人3年生。 そんな彼の元に幼なじみであり従姉妹でもある那由華が訪れる…何故か巫女服で…。
 彼女が言うには主人公には大量の悪霊がとり付いており、それが不幸を招いているらしい。 しかも今のままだと主人公の命はあと一ヶ月とまで告げられてしまう。 那由華は主人公にとり付いている悪霊を祓うために同居することになるのだった…というあらすじの御祓いSLG。

ゲームの流れは
 朝:那由華と会話
 昼:琴音と会話
 夜:御祓い
を繰り返すことで進行していき、一定数の御祓いを成功させると朝と昼の会話時に選んだ選択肢によってエンディングが分かれます。 エンディング分岐は特に複雑なフラグ管理はなく、お目当てキャラのご機嫌取りをしていけば良いだけなので難易度は低いです。

 御祓いはカードバトル形式になっていて「火・雷・風・氷・土」の5つの属性カードを使って先に3ポイント先取した方の勝利となります。 このあたりの詳しい説明は割愛。

 主人公にとり付いている悪霊はフェチ系の煩悩を持っているヤツばっかりで、御祓い時に那由華がそれぞれの欲望を満たさせることでエロシーンが発生。 この時、先のカードバトルで勝利してると御祓い成功。 ちなみに同じ悪霊に二回負けるとバッドエンドとなります。

 肝心の御祓いでのエロシーンですが…まず大前提として留意しておく必要があるのがエロシーンは悪霊を召喚して主人公の体に乗り移らせた後に行うため、行為中は主人公の意識が無いということ。 つまりは主人公自身は毎晩のように悪霊が乗り移って那由華の身体を蹂躙していることを全く覚えていないので、ぷち寝取られ的な感覚があります。

 もっとぶっちゃけると主人公自身の意思で那由華とHすることは無いです。 処女喪失も悪霊相手だし、放置プレイフェチ(そんなんあるのか?)の悪霊相手のエロシーンなどは公園の便所で通りすがりのサラリーマンに犯られちゃった後に中出しまでされてしまうので、アンチ寝取られ属性の人は要注意…というか買うな(笑)。

 シーンそのものは「こだわり」のようなものが感じられますが(例えばロリプレイ時には那由華に毛が生えてることに激しく動揺したりとかな)、正直言うとちょっとキモさを感じて引いてしまうようなシーンがいくつかあったのが残念。 ほら、私って普通の人ですから(反論不許可)、特殊方面に濃すぎると引いてしまうのですよ。

 それとエンドを見るためにはある程度の数を除霊しなければならず、除霊をするにはカードバトルで勝利しなければならず、特に見たいエロシーンがなくてもこの作業をせっせと繰り返さなければならないのはマイナス。 更に回想シーンは1回目の除霊成功/失敗と2回目の除霊成功/失敗がそれぞれ別に登録されるので補完するのは非常に面倒に感じます。

 CGは局部アップからのアングルが多く、絵的にかなりエロくて良いと思いました。 声優さんの演技も問題なしなので実用度はそれなりに高いんじゃないかと。

 日常シーンは割とコミカルで毎晩のように悪霊に陵辱されても明るく振舞う那由華が健気で雰囲気が暗くならないのは良いと思います。 ただストーリー展開がやや弱く、巫女ゲーとして見てもちょっと微妙な感じなので個人的な満足度はちょっと低めでした。

私的満足度: ★★★★★ ☆☆☆☆☆

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