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みにょっ!2 〜今度は社務所〜
発売日:2005.03.18 / TAKE OUT
 CGと回想を全て補完してコンプ。プレイ時間はトータルで14時間前後だと思います。

 大学生の主人公は夏休みの間、幼なじみの那由華と共に生まれ故郷の村にある日扇神社でアルバイトをすることになった。 そこは地元では有名な「悪霊神社」。 しかもバイト初日に宮司は事故で入院してしまい、主人公が宮司代理として神社を切り盛りしていくはめになるのだった…というあらすじ。


 前作の那由華エンド後の設定で主人公も同じ。 それほど月日は経っていない筈ですが那由華がだいぶ大人びていて別人に見えます(笑)。
 ヒロインは3人でエンディングも3種類。 一応バッドエンドでもCGやイベントシーンがあるのでCGコンプのためにはバッドエンドも見る必要があります。

 前作は見たいイベントを選択した後に毎回カードバトルするというゲームシステムでしたが、今回は普通のADV形式。 一応カードバトルも存在しますけど回数は1ヒロインあたり3〜4回程度に減っていて個人的に今回のこの仕様は歓迎です。 ちなみにパッケージ裏には「カードバトルもパワーUP!」と書いてますが…私には前作同様カードバトルにゲーム性や面白みを見出すことが出来なかったしバトル自体も全くパワーアップしてるように見えませんでした(苦笑)。

 で、プレイしてみての印象はまず予想以上のエロさに驚きました。
前作は除霊の最中は主人公の意識が無いのが不満だったのですが、今回は悪霊が乗り移っても主人公の人格はそのままに悪霊のもつ欲望面だけが強くなる感じですし、除霊のお勤めHだけでなく普通に主人公とヒロインの物語の流れとしてエロシーンが発生するのも良かった…と言っても他のゲームでは当たり前の事なんですが(笑)。

 ヒロイン達は序盤で主人公とひと悶着あるキャラがいるものの、皆主人公とのHに骨抜き状態になってどのシーンでもかなり激しく淫れてくれます。 加えて主人公はお目当てキャラ以外もHしまくりな入れ食い状態な上、他のヒロインにバレた際にはおねだりされたりヤキモチ焼かれたりするけど結局は手を出してることを容認される…という非常に良い感じのハーレム展開なのがグッジョブって感じです。

 エロシーン単体で見ると一部で触手とかスカ(微妙に違うけど)などのマニアックなシーンもあるけど基本的にはラブラブ和姦物。 何よりCG構図やらテキスト描写やらキャラのセリフや声優さんの演技の一つ一つが個人的にかなりツボに嵌まって満足。 特に御守のエロシーンはセリフ内容と声優さんの演技力のおかげで色々なものが出てしまいそうなくらいヤバかった(ぉぃ

 いや、だって「おうっ、おぉうっ」とかテキストだけ見ると海外AVのような喘ぎ声を凄く萌えなイントネーションで演技してくれるし、お互いに想いを伝えた後のエロシーンでの「私のっ、私のまー君っ!」を連呼するあたりでは「みも姉がそう呼ぶんだったら俺は今日からまー君でいいよっ!」と素で思ったくらいですから、いやホント(笑)。

 まぁそういう痛い意見はともかく、私が巫女属性ということを差し引いても実用度はかなり高めと言えると思います。みも姉、エロ可愛いよ、みも姉。

 エロ以外でも今回はヒロインの設定が割としっかりと描かれていたのが好印象。
個人的に一押しな御守(みも姉)はもちろんですが、イングリッドも終盤の展開は割と話の展開に引き付けられてしまいましたし、その展開に各キャラの魅力も上手く見せていてなかなか良かったと思います。 まぁシナリオ重視のノベルゲーあたりと比較しちゃうとかなり厳しいですし、私自身が途中までは完全な抜きゲーと油断していたというのもあると思いますけどね。

 那由華は前作である程度の設定が出てしまったので他二人に比べてやや展開的に劣るかなと思いきや、終盤は怒涛のエロシーン…しかも3Pと5Pまであってこれはこれで非常に満足(笑)。

 そんな訳で内容的にエロゲーとしての出来は高いと思うのですが…困ったことにこのゲーム、システムがかなりダメダメなのが痛い。
 前作も強制終了の嵐に見舞われた方は多かったと聞いてますが、今回も強制終了が5〜6回発生しました。 どうもバックログ閲覧を頻繁に行うと落ちる確率が増すような感じがしましたが…詳しくは検証してません。 そのバックログ閲覧もホイール操作だけで見れないのが非常に面倒臭いし、他にも描画エフェクトが遅すぎだったり、マウスの反応が悪いのがプレイしていて非常にストレスでした。 他にもテキストと音声が合ってない箇所があったし、このあたりはもっとしっかり作りこんで欲しかったです。

 それと素朴な疑問なのですが…前作も今回もOPムービーというものを見てないんですが、これって入ってるんでしょうかね。 どちらもショップ特典のサントラには主題歌が収録されてたりするんですが、デモムービー以外では聞いたことないんですけど(苦笑)。

 ま、プレイ後の余韻にまかせて色々書いてしまいましたが、総合的には予想以上に楽しめたタイトルでした。 純粋に巫女ゲーとしてみると那由華の花魁のような巫女服などいくつか不満はあるけど、コミカルなノリと声優さんの良演によるキャラ立てのよさやエロ方面がそれらの不満を帳消しどころかプラス修正まで入って個人的満足度はかなり高めです。


私的満足度: ★★★★★ ★★☆☆☆

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