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まじれす!! 〜おまたせ♪リトルウィング〜
発売日:2004.07.16 / すたじおみりす
 発売日前に10Mオーバーの修正ファイルを公開、しかもインストールサイズ(1.9GB)と同じ空き容量がないとパッチ適用できないという技を繰り出してくれました。 私はオフィシャル通販だったので、CD-Rで修正ファイルは同梱されていまいたが…それでもまだ結構不具合らしきものがあります。

 ゲームは各ファミレスがその技を競い合う「WFS」という大会があって、主人公はリトルウィングというファミレス所属のコーチになるところから始まり、最終的には世界一を目指すというもので、全18章仕立て(各話毎にOPと予告あり)。 登場キャラはほぼ全て「キャプテン翼」が元ネタになってるのも特徴です。

 なんとか全エンド見ましたが、色々な意味で疲れました…。
FSはカードバトルになっていて一見ゲーム性が高いように見受けられますけど、2〜3回もこなせばコツが掴めてしまい、以降は苦痛な「作業」と化してしまうのが残念。
 各対戦チームごとの個性が乏しく「○○は強い」と本編中に言われてても結局は各ユニットごとの弱点属性カードで攻めまくれば簡単に勝ててしまいます。 加えてFSに勝利したときの充実感とかご褒美要素に乏しく、イマイチ燃えられない。 勝利すれば手持ちのカードの種類が増えるけど、戦略的にはあまり効果がなく、完全にコレクターアイテムって感じです(カードはリプレイ時に持ち越せる)。

 ストーリー的には「弱体化したチームを盛り立てて大会で勝ち進む → 対戦相手と友情が芽生える」を何度か繰り返して世界一になるという流れのスポ根もの。 調理器具のボウルを顔面に受けた森崎早苗が「ボウルが怖い」とボウル恐怖症になったり、敵勢力であるBB団との掛け合いなど局所的に笑える箇所はありましたけど全体的な物語は幅も厚みも不足ぎみ。 まぁ対戦相手のウエイトレスが不自然なくらい主人公を慕ってくるご都合主義な展開で主人公もまた何の躊躇いもなく食いまくるので、そういう入れ食い系が好きならOKかも。

 エロシーンは数は多いけど全体的に尺は短め。ヒロインの喘ぎ方はなかなか特徴ありました。CGは1シーンにつき1〜2枚、多くても3枚くらいでした。 個人的には2P・3Pシーンがいくつかあったのが嬉しかった。みさくらさんの絵も可愛かったし。 ただ、一部声優さんの演技にそこはかとなく不満があったりしますけど。

 カードバトルの難易度は低いですけど、キャラ個別のエロイベントやエンドは割とフラグが厳しいようで、しかも途中からでも最低4〜5戦はカードバトルをやる必要があるのでイベントやエンド補完は結構疲れます。 一部のキャラは「バグなんじゃん?」と感じるほど不自然にエンド見れなくて苦労しましたよ…。

 色々と不満点は結構あるけど一部のキャラ(具体的には三上純とか橘姉妹とか)と音楽のおかげで「凡作」くらいの満足度でしょうかね。

私的満足度: ★★★★★ ☆☆☆☆☆

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