全エンドと全CGを見てコンプ。共通ルートは約2時間、個別ルートもそれぞれ2時間くらい。
前作の『ゆきうた』がそれなりに評判が良かった事と、フミオさんの原画に惹かれての購入です。
(前作と言っても続編物ではありませんけど)
まぁ『ゆきうた』の場合は評判のほとんどは義妹に偏っていた訳ですが、今作はそれほどインパクトのあるキャラは居ません。
幼なじみの知夏がそのポジションにいますけど、菜乃ほどのインパクトはないと思うし。
少なくとも『そらうた』ではヒロイン達はどのキャラもなかなか魅力的に描かれていたと思います。
シナリオは一応全てのヒロインをクリアすることによって全てが明らかになる構成になっていて、総合的に見た場合のテーマや物語そのものは個人的には満足。
ただヒロイン個別ルート毎に見るとライターさんが複数人という事もあるのでしょうけど、結構キャラによって差を感じてしまいますね…。
特に酷かったのは幼なじみの知夏ルートで、なんかストーリーのプロットをなぞってるような感じでイベントとか演出が拙く感じました。
他のヒロインルートに比べ知夏ルートでの主人公はかなりのDQNなのですけど、その理不尽極まる言動はライターさんの表現力の無さを主人公が背負ってしまったが故という感じがしてちょっと可哀想ですらありました。
(この主人公、「震えない心」「何に対しても感動しない心」という設定の割にはめちゃくちゃ激情家なんですけど…)
個別ルートでのお気に入りは文句無く真奈(と澪)。
設定からして「泣かせ系」だろうなとは思っていましたが…いや実際その通りの割とベタなお話だった訳ですけど、これはわかっていても最後の演出ではうるっときてしまいましたよ。
こういう話に弱いものですから。
CGは枚数的にも質的にも満足でしたし、主題歌、BGM、声優さんの演技等の音関連でも質的に不満はありませんでしたが、
学校のチャイムとかのSEが鳴るシーンでは再生中にマウスクリック無反応になるので、この点だけは改善を希望したいところです。
エロシーンは1キャラあたり2~4回ほどですがシナリオ同様、キャラによって差があります。
澪と知夏はなかなか濃い目で良い感じ。前者は個人的に声優さんの影響も大きいですけどね。
主人公は童貞のくせにやたらテクニシャン。一応全てのヒロインは初物ですが、どのキャラも例外なく初Hで感じまくり。
しかも主人公性格変わっていぢり属性が追加されるし…ほとんど告白→速攻エロシーンってパターンなので、Hしたくて告ってるんじゃないのか?とか思ってしまいましたよ(笑)。
お気に入りキャラは 真奈>澪>葵>知夏>たまねえ の順。
ただ先にも書いたけど、どのキャラも結構魅力的なのであまり差はなし。
小西 霊子
主人公は「たまねえ」と呼び、たまねえは「みいくん」と呼んで甘えさせてくれる義姉。
ぽけぽけ~とした口調は割と癒されます。
個人的には眼鏡を外したエチシーンが無いのが不満。
主人公を黙らせる時に言う「おだまる」はゲーム中で一番気に入ったセリフかも。
佐倉 知夏
結構他のヒロインが話しに絡んでくるのは良い感じだが、主人公が超DQNなのが足引っ張ってるかな。
お馬鹿な元気系なキャラだけど、それは主人公に対してだけで池沼って訳ではないですね。
まぁそれでも人によってはウザいと感じると思いますけど。
ちなみに知夏が授業中に考えてたというポエムは主人公の突っ込み共々吹きました。→
「今日暑い。うなぎたべたい。土曜だし」
永澄 真奈
幽霊少女。キャラ的にもシナリオ的にも一番のお気に入りなんですけど、個別ルートの内容は全体の物語の中ではあまり重要ではないんですよね…なんか不憫だ。
主人公の部屋でパジャマ姿で膝を抱えてるCGがなんか萌えました。
夕凪 澪
真奈の親友ですが、マニュアルにおまけ小説として真奈と澪の話が描かれていて、それを読む限りだと…ユリ関係(?)。
シナリオも真奈と被りまくりなんですけど、まきいづみさんのエロエロに喘いでる演技は個人的にガード不可だったこともあり、エロシーンは一番良かった。
瀬戸内 葵
不思議少女。炉担当。個別ルートでは一番意表を付かれたかな…ただこの娘のシナリオを見ると大体全ての背景が見えてくるのでTrueルートの直前にプレイするのが良いかも。
エロシーンは4つと全キャラで一番多いんですけど…なんで3Pがないんだと小一時間(ry
全体的にどこか飛び抜けた魅力がある訳ではないのですが、トータル的には割と標準以上で纏まってる感じがして個人的には満足度高いです。
あともしこれからプレイするって人が居ましたら、プレイ順は「知夏→真奈→澪→葵」でいくことを強くお奨めしておきます。
私的満足度: ★★★★★ ★★☆☆☆
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