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.fuck vol.1 〜かなえ編〜
発売日:2005.12.17 / BLACK RAINBOW
 『かすみ遊戯』のコンセプトを引き継いでいる…というメーカーの紹介文とあからさまに某アニメを捩ったタイトルに惹かれ、衝動的に購入してしまったタイトルです(笑)。 ダウンロード販売専用タイトルで、パッケージ販売は(今のところ)していません。
 プレイ状況としては全CGと回想を埋めてコンプリート。 所要時間は1〜2時間と言ったところでしょうか。

 電脳空間で企業のイメージ通りに作成された受付嬢が来客の対応をする世界。 主人公はその天才的なプログラム技術を駆使して企業の電脳空間にハッキングを行い、企業のマスコットとしてアイドル以上の人気を得ている受付嬢を娼婦にする計画を実行に移すのだった…というあらすじ。


 大手玩具メーカーの受付嬢をしている「かなえ」が今回のターゲット。 ゲームはオーソドックスな選択肢形式のADVですが、選択肢は実質エロシーンのシチュエーションを選択するだけなので難易度は皆無。 1日に1度シチュエーションを選択していき、全てのシーンを見ればエンディングとなります。 エンディングは1つだけなので1プレイでコンプ可能。

 ヒロインの「かなえ」はやや幼児体形のツインテールキャラ。 CVは小倉結衣さんで普段は幼い感じの声色なのですが、シチュエーションによっては海賊の女親分を演じることもあり、この場合は箔のある口調になったりしてなかなか使い分けが上手いなと感じました。 ちなみに『かすみ遊戯』のように言語プログラムのバグは無いので口調は普通です。 ちょっと残念(笑)。

 シナリオ…と言うかストーリー性は皆無なので省略。 プレイしてると色々と突っ込みたくはなりますが、なんとか耐えました(笑)。 プレイヤーはただコスチュームとシチュエーションを選んでいくだけです。 コスチュームは「海賊」「サンタ」「スク水」から選択し、各コスチュームごとに2つのシチュエーションが選べるようになっていました。 まぁ要するに合計6つのエロシーンが存在することになります。

 肝心のエロシーンですが…基本的に強姦ぎみに入るものの、抵抗すると主人公がデータ書き換えてしまうことがあるし、書き換えない場合もかなりあっさりと快楽に溺れてしまうので少々拍子抜け。
 海賊のときは輪姦、サンタのときは緊縛…という感じでシチュエーション的にはわりとオーソドックだし鬼畜描写としてもソフトな部類になると思います。
 テキスト描写はそれほど印象に残ってませんが、先にも書いたように声優さんの演技がなかなか良く、嬌声がしばらく続くシーンとか呂律が回らないほど喘ぎまくっている所ではかなり興奮できました。 スク水シチュのときにはフェラ描写もあり、しゃぶってる時と咥えてる時とでそれなりに唾液音を使い分けていたのもポイント高め。
 尺もそれなりにあるので実用性は高いと思いますが、CGが各シチュエーション毎に2枚しかない事と、卑語・淫語にはピー音が入ってることが不満と言えるかと。

 この手の低価格抜きゲーはシナリオやプレイ時間よりも「お世話になれるエロがどれだけあるか」だと思うので、それを考えれば3つほど長い間使えそうなシーンがあった私にとっては結構お買い得だったかなとは思います(苦笑)。 やや幼児体系のキャラが無理矢理犯されつつも快楽に溺れる…というシチュが好きな人なら良いかも知れません。


私的満足度: ★★★★★ ★☆☆☆☆

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