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NAKED BLUE -Canvas Wallpaper Collection-
発売日:2001.09.21 / FC01

◇ 概要&感想

 カクテルソフトより発売された『Canvas 〜セピア色のモチーフ〜』のファンディスクです。 元々は2001年夏の「ComicMarket60」にて販売された物ですが、再版要望が多かったのか、それとも単に売れると思ったのか、一般販売もされるようになったのでプレイしてみました。
 中身は大きく別けると「ACCESSORIES MENU」と「GAME MENU」から構成されています。 主な内容の紹介及び感想は以下の通り。


ACCESSORIES MENU

壁紙セレクト
 計32人の絵師による壁紙集。 個人的には32人もの絵師がいても名前を知ってる人って実は片手で足りるくらいなので、あまり有り難味がなかったり(苦笑)。

システムボイス
 「Windows起動/終了」「システムエラー」「メール着信」のシステムボイスを設定できます。 ただ…『Canvas』のキャラ全員ではなく、恋と藍のみなのが残念なところ。 登録できるシステムボイスはそれぞれ9パターンの中から選べるようになってました。 まぁお約束っぽい台詞ばかりですけど、両キャラのファンの人には有り難いかも知れませんね。 個人的にはもう少し短くてインパクトのある台詞が欲しかったところ。

スタッフクレジット
 そのまんまです。


GAME MENU

Canvas 〜The heart not to solve〜
 『Canvas』本編では一応エンドがあるものの、エロシーンはおろか、専用CGすら無かった「鷺ノ宮 藍」のアナザーシナリオが楽しめるということで、恐らくこのソフトを購入する殆どの人はコレが目当てになるのではないでしょうか。
 ※確かDVD版『Canvas』にはデフォルトで入ている…と聞いたような気がします。

 一応ゲーム本編とは異なる「恋」と「藍」のアナザーシナリオという事ですが、少なくとも恋に限っては時間軸やストーリー展開、そして発生するイベントは殆どゲーム本編と一緒でした。 途中で出る選択肢を「恋」と「藍」のぢちら寄りにするかで中盤以降にそのキャラのシナリオへと入れるようになります。
 余談ですが、どちらのシナリオにも入れずバッドエンドになると藍のオフィシャルプロフィールや設定裏話が聞けるので、藍のファンの人は一度はバッドエンドを迎えてみるのもいいかも知れません。

 システムまわりは『Canvas』本編とほとんど同じですが、セーブやロードは5つのリング領域を使い回すクイックセーブ&ロードしかありません。 セーブやロード自体はゲーム中にいつでもできるようになってます。

 感想のほうは…まぁ恋は本編と殆ど一緒ということで置いておいて、問題の藍シナリオですけど…彼女の一番の親友である恋との関係とか藍の性格が上手く出せている話になっていてなかなか良かったと思いますよ。 エピローグもその後の展開について色々と妄想が膨らむ展開になっていて、なんとなく悶々としてしまいます(笑)。 ただ追加されたCGがエロシーンやエンディングも含めて僅か4枚というのが不満かな。 しかもその半分は恋との2ショットですし。

 なお、このミニシナリオはOption機能としてCGモード、音楽モード、Hシーン回想モードが閲覧できます。 更にエンディングを迎えた後ならおまけシナリオもプレイすることが可能。
 おまけシナリオは3つあって、そのうち2つが今回の物語で語られてないちょっとしたエピソード。 これはほのぼのしていてお薦めです。 そして残る一つが今回の話で使用されたエロシーンのCGを使用した鬼畜シナリオとなってます。 こちらは何の脈絡も無しにとりあえず強姦してるだけなので全く燃えませんでした。慣れないことすんなよ…。

 そしてもう一つ、恋と藍の二人のエンドを見ると「あんぱんファイト」というタイピングゲームがプレイできるようになります。 商品があんぱん一年分ということで天音にせがまれて出場する羽目になったらしいです。
 対戦相手は恋と藍の連合軍。 出題(?)は『Canvas』本編に出てくるキャラの名前やセリフなどで、難易度的には難しくはない…のかも知れませんが、どうも私はこの手のゲームに弱くて三回戦を突破できませんでした(弱すぎ)。

 でもですね…。そんなことはどうでも良いんですよ…。 実はこのゲーム…タイプミスをするとですね…なんと天音の声で「ダメだもん!」って言うんですよぉぉぅ!(*^^*)<ぶっ壊れた

カチッ ←とりあえずタイプミスをしてみる
ダメだもん!
……(^^)

…カチッカチッ(.. )
ダメだもん!ダメだもん!
………(*^^*)

…カチッカチッカチッカチッカチッカチッ(..;)
ダメだもん!ダメだもん!ダメだもん!

…ああ、幸せ…(爆)

※何故、幸せに浸れるかは私の『Canvas』の感想をご覧になってください。

 そんな訳で個人的にはなかなか得るものがあったソフトでした(笑)。
恋&藍のファンの人はもちろん、私のように「ダメだもん」に一言ある人は購入して損はないかと。 まぁファンディスクとしてのボリュームはそれほどでもないですし、価格も少々高めなのが難点ですけど実売価格は3000円強くらいなので『Canvas』本編が好きならお薦めです。


◇ 備考

 所要時間: コンプリートまで約3時間。


私的満足度: ★★★★★ ★☆☆☆☆

Copyright(c) 2007 SHEO