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街角のブーランジェ 〜注文の多いパン屋さん〜
発売日:2004.12.29 / FC01
 全CGと回想シーンを埋めてコンプしました。総プレイは4〜5時間と短め。
冬コミ(C67)やClubF&C通販で先行販売され、一般販売は1/28。

 家業がパン屋で現在は見習いである主人公は、両親が長期海外旅行に出かけた為に幼なじみの「みのり」と従妹の「麦穂」との3人で店を遣り繰りすることになる…というあらすじ。


 ヒロインは二人のみで他のキャラは立ち絵すら用意されていませんが、一応全てのキャラはフルヴォイス。 CG枚数は20枚程度とかなり少な目。 まぁ物語的にも短いものだし、それほど多くする必要はないのですけど、黒画面が暫く続くような作りはなんとかして欲しかったかな。 一応CGはセリフに合わせてしっかりと口パクとかはしてくれますけどね。

 ゲーム構成的にはヒロイン二人分の分岐しか無く、中盤までは共通の流れで、中盤以降はそれまでの選択内容がどちらのヒロイン寄りだったかで分岐。 ただ選択肢の内容は結構判り難い気がします。 両ヒロインのエンドを見た後は3Pルートへも分岐可能。

 ヒロインの二人は最初から主人公との好感度がMAX状態で、それぞれ幼い頃の主人公との思い出を大切にしているけど主人公はその事を覚えていない…という定番幼なじみ物。 その思い出の鍵となってるのがパンな訳ですが、主人公がその事を思い出す経緯があっさりし過ぎで、物語的な盛り上がりも今ひとつと言った印象を受けました。 話が短めというのもあるでしょうが、キャラの印象が薄めで萌え度も思ったほどは無かったのが残念ではあります。

 エロシーンは両ヒロインルート共に1回ずつ。 シーン自体が薄めなのは予想通りなので別に良いのですけど、せめて好きあってる幼なじみ同士のエロシーンならではと言った高揚感とか会話のやり取り等の演出をもっと出して欲しかったですよ。

 で、3Pルートの方ですが…こちらは本編と流れはほぼ一緒ながら、最初から両ヒロインとH済みという設定で、どちらのヒロインももう一人の娘に手を出してる事を許容してる流れなのがグッジョブって感じで非常によろしい(笑)。 はっきり言って本編の方もこのノリで行って欲しかったですね。

 ただエロシーンは折角の3Pシーンでも1発射精しただけで打ち止めになる主人公に対して「貴様にエロゲの主人公やる資格はねぇ」と憤慨することしきりでしたよ。 ヒロインの方は…特に声優さんの演技などは結構頑張ってると感じただけに口惜しい。

 本編の方のシナリオを(ヒロインとの恋愛物語としても、突然パン屋を任された主人公の成長物としても)期待すると外すと思いますが、幼なじみとの和姦3Pルートに興味があれば売値次第で行ってみても良いかもしれません(FC通販価格の4000円でもちょっと割高かなぁとは感じますけどね)。

私的満足度: ★★★★★ ☆☆☆☆☆

Copyright(c) 2007 SHEO