黒の断章 THE LITERARY FRAGMENT |
発売日:2004.01.30 / AbogadoPowers |
CGモードが無いのでCG取りこぼしの有無は判らないけど一応コンプ。1日で終わるとは思わなかった…。
SS版の完全移植版のようでエロシーンはばっさりと省かれてます。
今となっては珍しい画面クリック型のADVで、最近のユーザーインターフェースに慣れきってると少々面倒に感じるのは否定しないが、これはこれで味があって良いかと(笑)。
また、このゲームは2人の主人公(涼崎聡と草薙)の視点が所々で切り替わる作りなのですが、視点が切り替わった事をプレイヤーに伝える配慮がされていない為、序盤は結構戸惑いました。
スキップ機能やバックログ機能も無く、先も書いた通りCGモードも無しでゲームシステムに関してはやはりひと昔前のゲームだなぁと感じます。
CGにしても最近の高解像度で色数の多いCGを見慣れてるとどうしても見劣りするし。
物語に関しては…後半にクトゥルー神話関連の用語が数多く出てきますので、そっち方面の知識に明るければより楽しめるでしょうが、段々と明らかになっていく真相をなぞっていくだけでもかなり惹きつけられる話になってると思います。
…と言いつつ実はだいぶ前に同タイトルのエロアニメを見ていたので大体の話の流れは知ってしまったんですよね、私(苦笑)。
なので些か新鮮味には欠けてしまったけどアニメとの差異とか詳細な設定を楽しむ感じでプレイしていました。
おまけのCDのほうにPC98版とSS版のCGが収録されてますが、こっちはあまり期待しない方が吉。
CVはフルボイスではないのが残念だけど、故人の方もいるし仕方ないのかな…。
まぁ完全移植で6800円というのはちょっと高いかなという気もしますが、萌えよりシナリオ内容で勝負してるゲームが好きな人でPC98版・SS版ともに未プレイであればプレイしておいて損はないかと思います。
ちなみにこれの続編にあたる『Esの方程式』がWin95時代のものなのでXPでは動かないかと思いましたけど(実際、以前Win2000では動かなかったが…ドライバ絡みの相性かな)確認したら一応動いてくれたのでこちらも折を見てプレイ予定。
私的満足度: ★★★★★ ★☆☆☆☆
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