永遠のアセリア EXPANSION |
発売日:2004.08.13 / Xuse【本醸造】 |
2003年11月末に出た『永遠のアセリア』の今日子と時深シナリオを描いたファンディスク。
プレイするのに『永遠のアセリア』本体は必要ないですけど、本編未プレイの人が手を出すにはちょっと背景等の説明が不足していて辛いと思われます…。
ゲームを始める際に今日子と時深のどちらのルートをプレイするかを選び、ゲーム中のストーリーは完全に一本道でした。
プレイ時間はどちらのルートも大体5〜6時間くらいで計10〜12時間ほどかな。
今日子は幼なじみで姐御系キャラ、時深は主人公を異世界へと誘った巫女さんで、両キャラとも『永遠のアセリア』本編ではそれなりの存在感があったし、主人公とのエロシーンまで存在したんですけど、何故かエンディングは用意されていなかったのです。
個人的には今日子はともかく、時深は2003年度発売ゲームの巫女キャラの中でもベスト3に入るくらい気に入ってるキャラで、エンディングは是非欲しいと思っていたので今回のファンディスクはかなり嬉しいニュースでした。
と言っても、イベントでのみの限定販売ってのは誤算でしたけどね(笑)。
# 現在はザウスのファンクラブ会員なら通販で購入できる…と思います。
で、一通りプレイしてみて、どちらのルートも共通してるのは
帝国崩壊後からのストーリー
つまりエターナル化するところから。それ以前の展開はダイジェストで説明されます。
今日子ルートだと光陰と今日子が異世界へ飛ばされてからの二人のエピソードが語られててなかなかよさげでした。つーか、光陰かっこいいですな。
戦闘ステージは2つ
最初のステージはルートによって異なりますが2回目のステージはほぼ同じ展開。
ただ、時深ルートだとE化してるキャラが一人少ないのでなかなかキツイです。
拠点での施設の建築や訓練などは行えない
更に書くとマインド(善悪)の概念がない(好きなだけ敵にトドメを刺せる)とか、レベルアップがない(主要キャラがLv55、汎用スピリットがLv60固定。ただし例外あり)など、完全に戦闘オンリーの展開になってました。
まぁ個人的には変に煩わしくするよりは良いかなと思いましたけど。
汎用スピリット(雑魚スピ)に顔グラフィックが追加
実はこれが一番の見所かも知れません(笑)。
本編では主要キャラ以外は目が描かれてなくて、イベントなんかも当然無かったんですが、今回は顔グラ追加…しかも主要キャラ並にイベントがあって表情変化までしてくれます。
今日子ルートでは主人公に「期待している」と言われて顔を赤らめつつ頑張って料理する黒スピのヘリオンに萌えましたですよ。
自軍のスピリットは皆主人公を慕ってるから、できればハーレム展開も欲しかった。
あと、今日子と時深の両エンドを見るとExtraMapというステージをプレイすることができます。
このステージは結構広い上に敵キャラも強力なんですけど、自ユニットは主要キャラ達が全てエターナル化してるし、なによりも義妹の佳織が戦闘に参加していてちょっと面白い。
とりあえず、本編の『永遠のアセリア』を楽しめた自分としては素直に購入して良かったと感じることができたタイトルでした。
エンディングの展開はアセリアEndなどの本編キャラとほとんど同じでしたけど、やっぱり時深エンドが自分的にはTrueエンドだなぁと改めて感じましたです。
残念なのはイベントまたはFC会員のみの販売で一般店舗では扱っていないことですかね…。
3500円という値段ならば本編をプレイした人には文句なくおすすめなんですけど、プレミア価格で買うほどではないと思います。
『永遠のアセリア』本体のほうはPS2移植やOVA化も行うようで、たぶんPS2版では今回の追加シナリオやスピリットの顔グラフィックなどの追加要素が入ると思うので、そちらを狙うのも手かと。
私的満足度: ★★★★★ ★★☆☆☆
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