Rascal・改 − Game Impression
[メニュー枠OFF]

秋色謳華 −秋色恋華ファンディスク−
発売日:2005.08.12 / Purple Software
 2005年2月に出た『秋色恋華』のファンディスク。C68で先行販売されましたが、私はもう年なので不参加だったため、その後の通販で購入して約半月遅れでのプレイと相成りました。

 内容は本編では攻略不可だった戸倉 翼のアナザーストーリー「秋色恋華-翼-」をメインに、本編ヒロイン5人のショートシナリオがそれぞれ2本ずつ。 それと翼アナザーストーリークリア後に翼のショートシナリオが1本追加され、ALLクリアでおまけモード「なぜなにあきいろ」が追加されるという構成になっています。


Another Story 秋色恋華 -翼-

 タイトル通り翼メインのストーリー展開。 翼が主人公と姉の真由をくっつけようと画策する流れは本編と同様ですが、お泊りイベントをはじめ、香澄主催のパーティーに翼も付いて来たり、主人公達の修学旅行に何故か翼も参加することになったり…と本編では見ることのできないシーンが目白押しで結構楽しめました。
 ただ、翼以外のヒロイン達も割と話に関わってくるのですが、その過程で本編で語られてた各ヒロイン達の諸問題が凄くあっさりと片付いてしまうあたり、本編での主人公の奮闘はなんだったんだと虚しさを感じたりもしました(苦笑)。 それと全体的に駆け足展開だったので翼が主人公に引かれる過程の描写などをもう少し丁寧に描いて欲しかったかな。

 クリア後に見れるショートシナリオはかなり無理のある展開で少々萎え気味。 真由と翼の姉妹丼は歓迎ですけど、そこに至るまでの流れが本編での真由の性格からはちょっと考えられない言動でキャライメージが崩れました。 エロシーン後のオチは良かったですけどね(笑)。

 新規CGは8枚+差分。ショートシナリオでは3枚。 シナリオ展開も含めて少々物足りなさを感じたことは確かですけど、この作品の世界観を再び味わえたこと、そしてそれが本編でもお気に入りだった翼メインでの展開とあって私的には満足度は低くないです。


Short Stories

 こちらは各ヒロインの本編エンド後の話。 2本のうちの片方はエロシーンがメインで本編の流れを踏まえた上でのコスチューム的な演出が見所…と言ったところでしょかね(笑)。 使用CGはどのヒロインでも3枚+差分という構成で、葵あたりは少々物足りなさを感じました。
 もう片方が本編エンド後の主人公とヒロインの後日談。 何気にさり気なく本編での補足が語られてたりするのが割と高ポイント…とは言ってもプレイ時間にして10分そこらという短さなんですけどね。 新規CGはどのヒロインでも1枚+αという構成。 まぁどちらのシナリオも本編の流れを踏まえた上でのやり取りが多いので本編コンプは必須かと思われます。

以下、キャラ毎の雑感を軽く…。

南条 伊吹
 Hコスチュームは学園制服+エプロン。 本編でもそうでしたが普段のぽけーとしたキャラがエロく喘ぐ様はよさげです。 ラストは全然解決してないやん!と思いましたが(笑)。

世良 香澄
 Hコスチュームは裸エプロン(牛柄)。 シナリオ展開は本編でも此処まで描いて欲しかったです。

戸倉 真由
 Hコスチュームは牛丼屋制服。 葵にヤキモチ焼く様とかいじらしくて良いですが、デート時の服装は素で吹いた。 キスシーンの演出とか何気に頑張ってますね。

佐川 英里子
 Hコスチュームはチャイナドレス。お前はイメクラ嬢か?と思った。

新山 葵
 Hコスチュームは体操服ブルマ。 何気にふーみんのエロがあるのもグッド(笑)。 気持ちを抑える必要が無くなった葵の弾けっぷりが良いですな。 ラストなどはショートシナリオ群の中では一番優遇された展開でした。


その他コンテンツ

 「翼スクリーンセイバー」「翼ボイスクロック」などのアクセサリに加え、広告などの画像を収録したCG集、それと本編と今回のOPムービーなどが収録されています。
 OPムービーは本編も今回もなかなかハイクオリティだと思うのでムービーファイルで何時でも鑑賞できるのは個人的に嬉しかった。 私は気に入ったOPムービーなどはゲームをアンインストした後でもHDDに取っておく人間なもので…(笑)。
 あとは主題歌のマキシシングルとストラップが特典としてついてきました。


 システムまわりは本編同様必要な機能は一通り揃っていて不満はありません。 WXGAという高解像度ながら快適に動いていましたしね。 余談ですがOPタイトルで暫く放置しておくと「なぜなに秋色」というおまけデモが見れます。

 本編でも不遇だった英里子は今回も不遇な扱いに感じましたが、翼・葵・伊吹が三大お気に入りキャラな自分としては満足できた内容でした。 客観的に見てもファンディスクとしてはなかなか無難にまとまった出来なんじゃないかと思います。


私的満足度: ★★★★★ ★★☆☆☆

Copyright(c) 2007 SHEO