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最終痴漢電車2
発売日:2003.12.19 / アトリエかぐや TEAM HEARTBEAT
 CGの差分はいくつか抜けていますが回想モードは100%になったのでとりあえず終了。 所要時間は1stプレイで複数キャラ同時攻略をして約6時間、回想補完までは8〜9時間と言ったところでしょうか。

 聖アンスリウム女学院で司書のバイトをしている主人公「新堂巧」。 ある日、彼はふとしたきっかけで最終痴漢電車に乗り合わせ、そこで繰り広げられていた光景に惹きつけられてしまう。 最終痴漢電車に乗る条件が痴漢達を満足させられるだけのゲストを連れて来る事だと知った主人公は持ち前の痴漢テクを駆使してゲストとなり得る素材を持つ女性を堕としていくことになる…というあらすじ。


 MAP画面からターゲットとなる女性を選んで痴漢していく流れは前作同様ですが、今回の痴漢パートでは音ゲーのようなミニゲームでは無く、ターゲットの何処をどのように触っていくかを選択肢で選んでいく形式になってました。 前作に比べて痴漢パートを終えた時の達成感は少々弱めに感じられますけど、選択肢を組み合わせることで膨大なCG差分パターンを色々と堪能できるし、プレイを重ねる度に蓄積されていく鬱陶しさも軽減されてるのでコレはコレで悪くは無いんじゃないかと思います。


 ストーリー展開はゲストとするヒロイン達に痴漢行為を行って屈服させる…という前作と同様な流れではあるものの、最初の痴漢行為を行うまでに各ヒロインの情報収集をしたり障害となる要素を取り除く描写があり、物語性と各キャラ毎の掘り下げは若干増した印象を受けました。 特にメインヒロイン級の由奈は主人公に対して恋心を抱いていて、ターゲットにされてるとも知らずに主人公との出会いから初めて会話を交わしたときの舞い上がりっぷりなどの描写が素晴らしくて普通に萌えましたですよ(笑)。 他にも双子の片瀬姉妹なんかも設定に意外性があって良い感じでした。

 それとターゲットを屈服させたときに最終痴漢電車のゲストとするか、それとも主人公のモノとして手元に置くかを選べるのも嬉しかった。 主人公のモノとした場合は個別エンドに入りますが最終痴漢電車のゲストにするとそのままゲーム続行で、主立ったヒロインを全員ゲストにするとTrue…というかハーレムエンドっぽくなる構成も個人的に好印象。 まぁ今回の主人公もヒロインに対して恋愛感情はほとんど抱いていないので個別エンドでも主従関係のままですけどね。

 エロシーン数は痴漢パートで成功した直後に移行するモノを含めると各キャラ毎に7〜8回と言ったところでしょうか。 そのうちの一回は最終痴漢電車でのゲストとなるシーンで、相変わらず最終痴漢電車と言うより最終“輪姦”電車って感じ。 更にアナル描写も各キャラ毎に一回ずつ、放尿も何人かには実装されていますし、バイブやローターなどの道具を使ったシーンも主に痴漢パートでいくつか存在するなどシチュエーションは豊富。 あと前作のような寝取られっぽい描写は無いですが、綾香ルートでは寝取りシチュあり。
 コスチューム的にも女学生キャラは制服シチュがあるのは当然として、由奈のレオタード、麻穂のスク水、真夜のブルマやエレベータガールなどそれなりにバラエティに富んでいて良い感じですね。
 一つのシーンで二回戦に突入する展開は少ないですが、尺は割と長めですし声優さんの演技も良好で実用度はそれなりにあるかと。 個人的には片瀬姉妹の3Pシチュが多かった事も嬉しいところ。 欲を言えば美玲の取り巻き三人娘とのシーンもCG付きで描いて欲しかった。


 相変わらず主人公とHすればどんなヒロインも問答無用でメロメロ状態の牝奴隷化してしまうしヒロインを追い詰める作戦もプレイヤーの知らないうちに勝手に準備して進めてしまうので堕とす過程での歯ごたえは無く、更に痴漢シチュとしてはあり得ない展開(電車内で堂々と処女奪ったりとか)が多いですが、このあたりに目を瞑るという条件でならなかなか良質の抜きゲーだったと思います。


キャラ別雑感は省略。

お気に入りキャラ順は
 片瀬水穂&麻穂(双子) > 鳴瀬由奈(新体操娘) > 秋月美玲(金髪高飛車お嬢様) > 柳綾香(巨乳系主婦) > 上條真夜(予備校英語講師) > 園山恭子(先輩司書) > 瀬名柚姫(車掌さん) > 毘沙門堂レオナ(ラスボス)


私的満足度: ★★★★★ ★★☆☆☆

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