Rascal・改 − Game Impression
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とらぶる・あうとさいだ〜ず
発売日:1996.11.29 / ぷち

◇ あらすじ

 全世界盗賊協会という所から暗殺、護衛などの依頼を受けるアウトサイダーを生業としている主人公「クロス」は、剣の腕は超一流、神々も羨む程の美男子と豪語する自称天才剣士。 そんな彼は今回、城下町エドンで回船問屋を営む「越後屋」の主人の護衛任務をはたすべく、一路エドンへと向かっていた。 そこではどのような運命が彼を待っているのだろうか。


◇ ゲーム概要

 ファンタジー物のマルチシナリオ&マルチエンドADV。 ゲーム自体はコマンド選択によって進んでいき、選択した内容によってかなり話の展開が変わってくるという…まあ、同社の『SweeperS!』と同じような感じですね(こっちが先発だけど)。 ゲームオーバーのようなBadEndは無く、全てハッピーエンドになってるみたいです。


◇ システム

 セーブは6ヶ所まで登録可能。ただ日付とかゲームの進行状況を示す番号が表示されるのは良いのですが、セーブ/ロードができるのはゲーム中の決められたポイントの「セーブ」コマンドが表示されてる時のみ。 しかも一旦セーブすると「セーブ」や「ロード」コマンドが消えてしまい、セーブしてから別ファイルをロードすることが出来ないのは不便です。 しかもゲームを終了させないと完全にセーブ出来ないようで、途中でリセットなんてした日には最初からやり直しという事にもなりかねません(これがまた途中でよくフリーズするんだな…)。 おまけは1度エンディングを迎えた後にCGモードが追加されます。


◇ グラフィック

 キャラクターデザインは「楠見 らんま」さんという方です。 CGはキャラデザインも塗りも個人的にはあまりヒットしていないのですが、気に入らないって程でも無かったです。 枚数的にはそれなりにあって不満はありません。


◇ サウンド

 BGMは86互換のFM音源です。 メーカーロゴとタイトル画面で鳴ってる音以外は殆ど耳に残ってないんです。 なんとなく雰囲気が「ビーストブリーダー」に近い感じがしたような…曲数もそれほど多くなかったですね。


◇ 感想まとめ

 このゲームの主人公…キャラ設定や性格や行動内容が某ランスそっくりです(笑)。 シナリオの方もラストの辺りは『ランス3』の展開に似ていました。 まぁ、印象に残ったことと言えばそこらへんで、全体的に薄めです。

 1プレイ1時間かからずにエンドまで行っちゃいますし、難易度も低いのでエンディング補完の為に繰り返しプレイするのも苦痛では無い…はずなのですけど、システムのとこでも書いたようにホントによくフリーズするのでそっち方面でちょっとストレスが溜ります(このメーカー、個人的に気に入っているのですが私のマシンとの相性が悪いんでしょうかね)。

 ちなみにこのゲームはワゴン価格(1000円)で売られていたので殆ど期待してなかったのですが、この買値なら特に損したとは感じませんでした(苦笑)。


私的満足度: ★★★★☆ ☆☆☆☆☆

Copyright(c) 2007 SHEO