メモリーズリフレイン 〜思い出はいつまでも…〜 |
発売日:1997.01.10 / ぷち |
◇ あらすじ
一昨年の冬、主人公「高畠裕也」は東京の大学を受験する為に上京したが、試験の当日に体調を崩して今は浪人生となっていた。
それから1年もの間、裕也はぶらぶらと東京で知り合った女性と同棲生活をしていたが、このたび地元の大学を受験する為に帰郷してきたのだった。
しかしクリスマスが近づいてくるにつれ、試験の事など気にも留めずに「クリスマスまでに彼女を作る」と決心する。
果して主人公は誰とイヴを過ごすことになるのだろうか?
◇ ゲーム概要
マニュアル曰く、「イベント探し系ADV」と表記してある通り12ヶ所ある移動場所を動き回り、女の子に出会ってイベントを消化していくことで仲が進展していく恋愛ゲームです。
攻略可能なヒロインは10人で、それぞれの娘はある一定のスケジュールに沿って各所に出現するため、まずはヒロインの出現場所およびスケジュールを把握していく必要があるようです。
中にはランダムに出現する娘や他のヒロインと同時にストーリーを進めないと攻略できないキャラも居て難易度は割と高くなっています。
ゲームの期間は11月23日〜クリスマスイヴまでとなっていて、1日の構成が8:00〜25:00までで場所移動する度に1時間ずつ経過していきます。
◇ システム
画面構成は640×480で固定されており、それ以上の解像度でプレーしても640×480の表示エリア以外が黒く塗りつぶされるだけ。
メッセージスキップはありませんが「CAPS」キーをロックしておく事でウエイト無しで表示されるのでそれほどストレスが溜まる事は無いと思います。
セーブとロードはイベント発生中以外ならいつでも可能で計6ヶ所まで登録できました。
◇ グラフィック
原画は「あらなが輝」さん。
結構癖のあるキャラデザインですが私は気に入ってたりします。
枚数はちょっと少な目で物足りない感じがしましたけどね。
それと1度誰かのエンディングを迎えた後におまけメニューが追加され、「CGモードかな?」と思ってそのメニューを選んでも真っ黒の画面になるだけで何も表示されませんでした(笑)。
恐らくはバグでしょう。
◇ サウンド
BGMの音源はMIDIで全部で19曲ありました。
かなり曲によって出来に差があるように感じたのは私だけでしょうか?
中には結構良い曲があって満足でした。
なお、このゲームは音声無しです。
BGM鑑賞モードも(たぶん)ありません。
◇ 感想まとめ
ぷちのデビュー作『メモリーズ』のリメイク版らしいですが、何処が変わってるのか不明です(笑)。
たぶんヒロインの誰かが攻略対象になったのだと思いますけど、誰が追加になったのかはわかりません。
ゲーム内容の方は同社の『Graffiti』と同系列(というか前身ですね)で、他のヒロイン達と同時進行させないと攻略できないキャラが居る点も同じです。
ただシナリオの内容は薄めで取り立てて記憶に残る展開がなく、ボリューム的にもかなり小粒な印象を受けました。
ヒロインのキャラ立ては思っていたよりは良く、後の『Graffiti』や『はぷにんぐJOURNEY』と比べても遜色ないと思います。
10人のヒロインそれぞれツボを押さえたラインナップになってますし、発生するイベントもその属性を良く生かして萌え度は割と高めに感じました。
システム面でかなり古臭さを感じはしましたが、恋愛ゲー好きな人なら攻略記事を片手にプレーしてみるのも良いと思います。
私的満足度: ★★★★★ ☆☆☆☆☆
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