Rascal・改 − Game Impression
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I wish 〜とどけ、この想い〜
発売日:1999.02.26 / JANISivory

◇ あらすじ

 世界を発展せててきた精霊石を掘り出す鉱夫をしている主人公「ラッシュ」は今の生活に不満を抱いていた。 「いつかでかい事をしてやる!」という夢を見て過ごしていたが、ある日、坑道内にモンスターが入り込んだ事件をきっかけに旅に出る決意する。
 そして何の目的も持たずに旅に出たラッシュを追って、幼なじみの「ラティア」も付いて行く事になり、彼女はラッシュにどんな願いでも叶えてくれるレフィースを探してみないかと持ち掛けるのだった。


◇ ゲーム概要

 ゲームは街中やイベントではADVタイプ、街の外ではフィールド移動型のRPGになっています。 大まかなシナリオは一本道ですがイベントやエンディングはゲーム中に出る選択肢によって若干変わってくるのだと思います。 仲間になるキャラは何人か居ますが、戦闘に参加できるのは主人公を含めて3人までとなっていました。


◇ システム

 ゲームをするにはDirectX5以上が必要です。 画面サイズはフルスクリーンのみで他の解像度への変更はできません。 それと操作にはマウスが使えず、キーボードかジョイスティックのみ対応となっていてかなり使い難かったです。
 セーブやロードはゲーム中ならいつでも可能で最大10ヶ所まで登録できるようになっていました。


◇ グラフィック

 原画は「士崎雅雪」さん。CGは256色なのですが、ハイカラー並のクオリティはあると思います。 キャラデザイン事体は特にヒットした訳ではないですが特に不満もなし。 CGモードは最初からメニューにあり、枚数は結構多いと感じました。


◇ サウンド

 音源は主にMIDIで曲数は不明です。 OPとEDの曲がCD-DAで再生され、OPはヴォーカル曲でした。 OP曲は正直言ってかなり微妙でしたしBGMに関しても全く印象に残っていません。

 音声は主人公以外は一通り喋るようですが、演技は例えて言うなら小学生の学芸会のような感じで、お世辞にも上手とは言えないので個人的には音声OFFでプレイする事をお薦めします。


◇ 感想まとめ

 これってホントに製品版?っていう思いを最初から最後までずっと感じてました。 システムの所で書いた通りマウスが使えず、操作がキーボードorジョイスティックのみだし、タイトル画面やCGモードで(偶にゲーム中でも)カーソルを動かしまくってると強制終了するし、キャラの名前が音声とテキストで違っていたり、やたらあっさりとイベントが終了するし、他にも細かい所で作りの荒さが終始目立っていて、まるでβ版をプレイしているような感じでした。 メーカーにそのつもりがなくても私はそう感じました。

 ゲーム自体は淡々とイベントが進行していき、RPGですが戦闘シーンがおまけでついたADVのような感覚です。 不要なレベルアップ等をする必要が無いのは良いですが、行動の自由度が低く半強制的にストーリーが進んでいくので冒険してるというよりも、させられてると言った感じでした。 イベントちょっとあっさりしすぎと感じましたし…。
 余談ですがこのゲームは進め方によっては(♂×♂)なシーンがあるので、そっち方面が好きな方は要チェックです(笑)。

 これを書いたのは発売から二週間近く経った1999/03/10で、その時点で修正ファイルはアップされてなく、アップされたらもう一度再プレイしてみようと思ってました。 …が、いざアップされた現在では全くプレイ意欲が沸いてきません。


私的満足度: ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆

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