Rascal・改 − Game Impression
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セデュース 〜誘惑〜
発売日:1999.02.10 / ACTRESS

◇ あらすじ

 主人公「加納 茂」は奇麗な義理の母や姉妹と暮らす高校生。 父親が多忙で家にほとんど居ない為、家の中で男は茂1人だけという環境で、しかも彼は義母や義姉達に対して異性として意識しはじめていた。 そんなある日、茂に対して好意を持つ後輩の出現によって彼を取り巻く環境が慌ただしく動き始める…。
 一方、もう一人の主人公「駒崎 賢一」は加納家の経営する会社の取り引き先の御曹司。 最近、加納家の経営する会社が業績を伸ばしており自ら経営する会社の驚異となると感じた賢一は加納家の女達に近づき、弱みを握って自らの傘下に収める事を画策するのだった。


◇ ゲーム概要

 二人の主人公の視点からなる物語で構成されたADV。 登場人物はどちらの主人公でも基本的に同じで、互いの主人公がシナリオに絡んでくる事もありますが、同じ物語を別視点から描いたものでは無く、ストーリー展開は結構異なります。 主に恋愛系の茂ルートと陵辱系の賢一ルートと言った所でエンディングは茂ルートで9種類、賢一ルートで7種類の計16種類が存在します。


◇ システム

 MEGU(Masys Enhanced Game Unit)Ver.1.50というシステム上で動いてるみたいです。 ゲーム画面自体は640×480で固定なのですがウインドウは好きな解像度に変更できるようになっていました。まぁゲーム画面以外は壁紙になってるんですけどね。
 セーブファイルは主人公別に6ヶ所で2人合わせて計12ヶ所まで登録可能。 セーブはゲーム中の決められたポイント(1日の終わり)でのみ可能で、ロードはいつでもできるようになっています。 他にもメッセージスキップやメッセージ速度の調整、音声やBGMのON/OFF切り替え等もあり。


◇ グラフィック

 原画は「金目鯛ぴんく」さん。 キャラクターデザイン、CGのクオリティー、CG枚数のどれを取っても大変満足致しました。 全CGのほとんど全てがHシーンなんですけど、これはそういうゲームなので特に不満はないです。
 一度何らかのHシーンを見た後にセーブするとトップメニューに回想モードが追加されます。


◇ サウンド

 BGMはCD-DA再生で曲数は11曲ありました。 曲自体はゲームの雰囲気と場面を盛り上げるのに違和感を感じないレベルで良かったと思いますが、 曲単体で聴くとちょっと物足りないような感じもしました。 声優さんの演技の方はかなり良好で満足しました。
 音楽モードは1度エンドを迎えるとトップメニューに追加されます。


◇ 感想まとめ

 画面全体を使ってテキストが表示されるビジュアルノベルのような形式ですが、物語を読ませるタイプのゲームではありません。 日常会話とか主人公やヒロインの心理描写とかも必要最小限という感じで、エロシーンがメインで展開していくお手軽エロゲーです。 選択肢もシーン分岐の為の数回しか存在しないので難易度も低く、典型的な抜きゲーですね。

 エロシーンのシチュエーションは割と豊富で、テキストも秀逸。声優さんの演技(ほとんど喘ぎ声だが)も良好なので実用度はかなり高め。 また、3Pなどの多人数プレイや中出しシーンが多いのも特筆すべき点として挙げておきます。

 不満点は主人公を二人に別けた意味があまり無い…という所でしょうかね。 結局どちらの主人公もヤル事は一緒で、恋愛系と言ってる茂ルートでも流されるまま3Pな展開がありますし、陵辱系と言ってる賢一ルートも結局は合意の上での和姦が大部分なので陵辱って感じじゃないですし…。 むしろ鬼畜を自覚している賢一の方が好感持てるくらいです。

 まぁ話の展開は笑ってしまうくらい主人公に都合良すぎで楽しかったですし、CGや音声もかなりのレベルなので満足しています。 義理の母や姉妹に属性のある方はもちろん、1回のプレーで何人もの女の子に手を出す入れ食い系やハーレム展開が好きな方には是非ともお薦めします。


私的満足度: ★★★★★ ★☆☆☆☆

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