HEART WORK |
発売日:1997.12.19 / Active |
◇ あらすじ
コルト・オートマチック1911A1。
半世紀にもわたって人間を殺してきたその拳銃は手にした者をみな猟奇的な殺人者へと変えてしまう呪われた銃である。
ごく平凡な高校生「朝倉優」は駅のホームで見知らぬ通行人と接触転倒した際、誤って相手の荷物を持ち帰ってしまった。
やがて自室で確認した荷物の中に一丁の拳銃が入っていた事に驚愕する主人公。
その拳銃こそが呪われたコルト・オートマチック1911A1であった。
そしてこの日を境に彼の人生が大きく変わっていくことになる。
◇ ゲーム概要
選択肢によって物語が分岐するオーソドックスなADVです。
本編は主人公が鞄を間違えて銃の存在に気付いたところから始まり、その銃をどうするかによって物語ががらりと変わってきます。
エンディングの数も19種類と多め。
もっとも各ストーリーは短めなので全てのエンドを見るのはそれほど大変では無いと思います。
◇ システム
アクティブのゲームはこの作品が初めてなのですが結構しっかりしたシステムだと感じました。
メッセージスキップをはじめ個人的に欲しい機能は一通り揃っていたと思います。
セーブも10ヶ所に保存可能で、シナリオ状況が一目で解るようになってるのも高評価。
あと19種類のエンディングを全て見ると「おかずモード」としてCGが見れるようになります。
◇ グラフィック
原画は『エンジェルハイロウ』と同じ「聖少女」さん。
このヒロイン達ってば高校生のスタイルじゃねぇだろ…と感じほどグラマー系のキャラを描かれる人ですね。
いや、それが良いのかも知れませんが(^^;
CGのクオリティは高め。
256色ですが下手なHightColorクラスのCGよりも綺麗だと思います。
枚数も200枚以上と多く、原画さんのファンならCGだけでも満足度は高いのではないでしょうか。
◇ サウンド
音源はDirectSoundとMIDIから選択できます。デフォルトではDirectSoundになってました。
個人的には聴き比べてみた感じMIDIの方が良い感じでした。
曲自体もゲームの雰囲気に合っていてなかなか良かったと思います。
音声は主人公も含めてフルボイス。
これもまた結構各キャラ毎にイメージと合っていて不満は無し。
◇ 感想まとめ
概要でも書いたようにシナリオの分岐によって大きく話が変化します。
登場キャラするキャラや立場も微妙に異なってくるのでコンプするまで飽きが来ないですし、正直ここまで違う展開だと清々しさを感じます。
雰囲気は全体的に鬼畜系で統一されているのでシナリオ展開が全く異なっても違うゲームをプレイしてるような違和感を感じないのも好印象。
まぁほとんどの分岐シナリオに鬼畜描写なり残虐シーンが散りばめられているので鬼畜系が苦手な人はちょっとツライかもしれません。
主人公自身もストーリーによっては強引にフェラさせた挙句、精液で喉を詰まらせたヒロインが窒息死…など、かなりの鬼畜っぷりを披露してくれます。
個人的には久美や中本への仕打ちはあんまりだと思った。
つか、この主人公…平凡な高校生だったわりに銃をあっさり扱えたり、フェラーリやMR2を平気で運転したり…となかなかの超人っぷりが印象的でした。
このあたりは一応ツッコミどころになるんでしょうかね。
短いながらもプレイヤーを飽きさせないシナリオ展開は楽しめたしCGも良し。
システム的にもストレスなくプレイできるので鬼畜系が平気な方はプレイしてみるのも良いかも知れませんよ。
私的満足度: ★★★★★ ★☆☆☆☆
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