Rascal・改 − Game Impression
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くすり指の教科書
発売日:1996.04.05 / Active

◇ あらすじ

 季節は秋。 単位制の高校へ通う主人公「武田 俊夫」は全ての単位を取得し終わった事で暇を持て余し、両親も長期不在だったため怠惰な生活を送っていた。 そんなある日ふと「彼女でも…つくってみっかな?」と思い立ったのだっだ。


◇ ゲーム概要

 オーソドックスな選択肢分岐型のADV。 エンディングは13種類と比較的多いのですが物語自体が凄く短いので全エンドを見るのはそれほど大変ではありません。
 セーブ領域4ヶ所。 全てのエンディングを見るとおまけシナリオが開放されます。 CGモードや音楽モードは最初から閲覧可能。


◇ グラフィック

 原画は風上旬さん。 氏の描くキャラってなんかホンワカしてて好きかも。 ゲームの雰囲気にも合っていたと思います。


◇ サウンド

 音源をDirectSound及びMIDIのどちらで再生するか選択できます。 曲数は少ないですが雰囲気に合った曲調でなかなか良い出来だと思います。 音声はありません。


◇ 感想まとめ

 短いシナリオに4人と少ないヒロイン達…と単体のゲームとしてはボリューム不足な感は否めませんが、短いながらも全体的にほのぼのまったりな雰囲気が心地良くプレイ感は良好でした。 なんて言うか、恋愛の爽やかで楽しい面だけを多く描写していて、その対象となるヒロインキャラ達も見た目通りな可愛らしい言動をしてくれるので癒されるのですよ。
 はっきり言ってシナリオは山場の全くない平坦な展開なのですが、このゲームの爽やかな雰囲気が山場(修羅場とか物語の転機とか)の無さを指摘すること自体が間違いなんじゃないか?と錯覚させてしまうほどでした。

 攻略も簡単でストレスとは無縁のゲームですね。 物語的な期待はぜず、お手軽恋愛ゲームとして肩肘張らずにプレイする分には良いと思います。


私的満足度: ★★★★★ ★☆☆☆☆

 ちなみに、おまけシナリオでは主人公の男友達が主人公への想いを抑えきれず性転換して告白してくる…という超展開があります。 しかもその外見がまた個人的には全ヒロイン中で一番かわいいと感じられて「元は男だけど可愛いから良いか」と私の中の何か大切なモノを破壊してくれた気がするゲームでもありました(苦笑)。


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