晴れのちときどき胸さわぎ |
発売日:1997.04.25 / COCKTAIL SOFT |
◇ あらすじ
幼い頃に突然知り合い、そして突然いなくなったポニーテールの似合う少女「刻美」。
そんな彼女と過ごした少年時代の夢を見た主人公「早乙女かずひこ」はその日の夜、とある事情により舶用神社で預かってる事になった刻美という少女の存在を知り、彼女を探す事になる。
はたしてその少女はあの幼なじみの刻美ちゃんなのだろうか?
修学旅行を二日後に控えた主人公達だったが、またしても一波乱起こしそうな予感が…。
◇ ゲーム概要
『晴れのち胸さわぎ』の続編にあたる作品で、登場キャラもほとんど前作から継承されています。
更に今回の舞台は学園内部だけでなく、中盤以降は修学旅行という事で京都が舞台になっています。
ゲームのノリも前作と同じような学園ラブコメディで、コマンド選択によって若干見れるCGが変わるものの難易度とは無縁のゲームと言えます。
◇ システム
(有)テクノブレイン社製ADMで256色環境以外だと結構重くなります。
ゲーム画面は640×480の窓モードのみ。
セーブやロードはコマンド選択の時に5ヶ所まで登録可能。
メッセージスキップはありませんでした。
それとコマンド選択の時、必須コマンドは青文字、CG等の分岐がある場合は緑文字で表示されるので非常に判りやすかったです。
◇ グラフィック
原画は前作同様「大田 武志」さんですが…なんか結構顔つきとか変わってる気がしました。
CGの方は枚数的にはこんなもんかな?って感じで満足しましたが、塗りの方は他のカクテルのゲームに比べてちょっとパワーダウンしてるような印象を受けました。
CGモードは1度エンディングを迎えるとメニューに追加されます。
ちなみにCDの中におまけの壁紙が入ってました。
◇ サウンド
BGM音源はCD-DAかMIDIのどちらかが選択できるようになっています。
他のゲームだと大体CD-DAの方が圧倒的に良いのですが、このゲームに関してはMIDIでもかなり良い感じでした(SC-88Proの場合)。
曲の中ではエロシーンの「時を忘れるほどに」とエンディング「晴れ時々胸騒ぎ」がお気に入り。
音楽モードは1度エンディングを迎えるとメニューに追加されます。
◇ 感想まとめ
前作同様、くどいくらいのラブコメ展開でした。終盤までは
「主人公が女の子にちょっかいを出す」
↓
「千尋の怒りの鉄拳 or 蹴り」
↓
「月美のボケ」
というワンパターンでちょっと食傷気味だったのですが…修学旅行編あたりから慣れたのか判りませんが、かなり笑えるようになってました(苦笑)。
特にフェイスウインドウを利用してキャラの動きを表現したりズームアップ処理をしてる辺りは上手いと感じました。
内容は…ややネタバレぎみですが時間軸を扱ったシナリオ展開になってます。
とは言っても、この手のゲームにありがちなストーリー関連のややっこしさというのはあまりなく、比較的わかりやすかったと思います(よくわからん部分もありましたが)。
エロシーンは多すぎず、少なすぎず、濃すぎず、薄すぎずと言った感じでしょうか。
ただし他と排他関係になってるシーンもあるので全部見るには途中で何度かやり直す必要があります(特に修学旅行二日目)。
基本的にギャグがメインですが、シリアスで切ないイベント等もあり、ボリューム的にもお手頃で、個人的な満足度は結構高めでした。
私的満足度: ★★★★★ ★★☆☆☆
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