DokiDokiバケーション 〜きらめく季節の中で〜 |
発売日:1995.01.27 / COCKTAIL SOFT |
◇ あらすじ
高校生活最後の夏休みを迎え、以前から憧れていたクラスメイト「高階 睦」とお近付きになりたいと思っていた主人公に悪友の撤が囁きかけてきた。
撤とその彼女「優莉」が旅行に行くので主人公も睦を誘って4人で旅行へ行こう…というもので、「宿代は主人公もち」という条件が付いたものの願ってもないこのチャンスに主人公はとりあえず夏休みを宿代稼ぎのアルバイトから始める事になる。
はたしてこの休み中に憧れの睦と良い関係になれるでしょうか。
◇ ゲーム概要
マルチエンドのADVですがシナリオは1本道です。
ゲームは「見る」「話す」といったコマンド選択によって進行します。
イベントで実行可能なコマンドは最初は「見る」や「考える」といったものだけで、「考える」を選んだ後に『○○について聞いてみよう』というメッセージが出るとコマンドに「話す」とかの選択肢が追加されていきます。
結局、最終的にはコマンド総当りになりますね(笑)。
また会話の途中で時折出てくる選択肢は選択内容によってCGの取りこぼしやエロイベントがスキップされますが途中ゲームオーバーになったりすることはありません。
◇ システム
3.5”2HD 8枚組。
ゲーム起動にはKeyDiskが必要で結構鬱陶しいものがありました。
セーブは6ヶ所に何時でもセーブ/ロードが可能ですが、表示が(未使用)と(使用中)しかないので、どの地点のデータかが分かり難い。
せめてセーブした日付は表示させて欲しかったところです。
メッセージスキップはありませんでしたが1〜2回プレイする分には特に問題はないと思います。
おまけとしてはCGモード、音楽モード、回想モードがありました。
◇ グラフィック
原画は「あ」さん。
なかなかに可愛いキャラを描かれる方ですね。
CG枚数もそれなりに多いし、上下2画面分のスクロールCGが数枚入っていたりと満足出来る内容でした。
ただ、何枚かCGモードに登録されないCGが数点ありましたが…これは仕様なのかな?
◇ サウンド
曲数はだいたい10曲前後のFM音源。
実はこのゲームの音楽はあまり印象に残ってなかったりします。
◇ 感想まとめ
一言で書けば「ひたすら主人公に都合の良い展開が続く女の子入れ食いゲーム」です。
睦という本命がいるにも関わらず軽いノリで出会う女の子達をつまみ食いしまくり、女の子達も主人公に好意を寄せているのに全くドロドロした修羅場にならなずに明るい雰囲気のまま進行していくのは素晴らしい。
一応修羅場っぽい描写もある事はあるのですけど、どちらかと言うと女の子のヤキモチが可愛い…という感じでしょうかね。
とにかく登場キャラを可愛く描くことにかけては定評のあるカクテルソフトらしく、ヒロイン達の魅力は良く描けていたと思います。
綾香さんなんて可愛すぎですわ(笑)。
それにヒロインだけでなく、主人公の爺さんや旅館の爺さんば婆さんなど年寄り陣も良い味出してました。
シナリオ面では特筆すべきものがありませんでしたけど、とりあえず脳みそを空っぽにして多数の女性キャラに好かれまくりHしまくりなハッピーワールドを味わう分には最適なタイトルだったと思います。
私的満足度: ★★★★★ ★☆☆☆☆
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