臭作 |
発売日:1998.03.27 / elf |
◇ あらすじ
粛正音楽女学院の学生寮に管理人を装って侵入した「臭作」。
鬼畜道を極めた彼は一ヶ月の間、平凡な管理人を装いながら密かに獲物となる女学生を厳選していたのだった。
そしていよいよその計画を実行に移そうと思い立った矢先に自分が偽の管理人だという事が発覚したらしく週明けに理事長室へ呼び出される事となる。
これが潮時と判断した臭作は週明けまでの2日間で目的を達成すべく行動に出るのだった。
◇ ゲーム概要
プレイヤーは「臭作」となって女子寮の女の子の部屋やトイレや脱衣場などにデジカメやビデオカメラを仕掛け、それをネタに強請って陵辱してしまおう!…とまあ、そんなゲームです(笑)。
対象となる哀れなヒロインは8人。
期間は2日間でゲーム進行は1時間毎に4ヶ所に移動(つまり15分に1ヶ所移動)してカメラのセットや回収、メシの準備から陵辱まで行ないます。
O・Y・G・S(おやぢ四段積みシステム)なんて訳のわからない名前がありましたけど、激しくどうでも良いですな。
盗撮できた時間帯や移動先に誰か居た場合はスケジュール表に随時登録され、2ndプレイ以降の攻略が楽になるように工夫されています。
けど条件によってはまたイベント内容が変化するので難易度は高く、攻略のしがいはあると思います。
◇ システム
メイン画面は640×480でフルスクリーンモードもありますが、他にスケジュール一覧ウインドウやアイテムウインドウといったサブウインドウがあるので全てを画面内に表示するにはかなりの高解像度でプレイする必要があります。
まぁ別に全てを表示する必要もないしウインドウ切り替えも可能なのでフルスクリーンでも問題はありませんけど。
セーブは1時間おきに日記に登録する事ができますが、初期状態では日記は1つしか無く、ヒロインの誰かを陵辱に成功すると記念に1つずつ増えていき最大8ヶ所まで登録できるようになります。
メッセージスキップや音声の設定もありますのでシステム面での不満点は無かったです。
◇ グラフィック
キャラクター原案は「堀部秀郎」さん。
CGは256色で描かれてますが、相変わらずとてもそうは思えない美麗なCGで素晴らしいです。
それに盗撮イベント全てにムービーがあったりして凝っていますね。
CG鑑賞モードは無いですけどエロシーンの回想モードは1度バッドエンド以外を見ればメニューに追加されました。
盗撮のCGはスケジュール画面のイベントが発生した時間帯をクリックする事でみれるようになっています。
◇ サウンド
BGMはPCM(DirectSound)で再生されていました。
曲数は不明です。
曲の方は当然さわやかな曲…とは程遠い、なんというか聴いてるだけで気持ちが沈んできそうな感じの曲が多め(笑)。
まぁこれはこれで雰囲気が出ていて良いんですけど、このゲーム以外では聞きたいとは思いませんな。
音声の方も中々レベルが高いとは思います。
◇ 感想まとめ
いきなり私的満足度からなんですが、この作品に関しては星六つとさせて頂きました。
常にハイクオリティーなゲームをリリースするエルフ作品としては私自身でも低い点数だと思いますが、満足度としてはこれ以上付けられませんでした。
それは何故か?
―鬼畜だから?
いいえ違います。
鬼畜ゲーと知ってて購入したので、その事で満足することはあってもそれが不満点になどなりません。
確かにちょっと引く場面があったのは確かですが、むしろ15分に1回ずつヒロインを陵辱してまわる臭作さんの絶倫っぷりに惚れ惚れしたほどです(笑)。
―ではシナリオが悪い?
いいえ違います。Trueエンドに至る展開や世界観(?)なんかは意表を付かれて衝撃的でしたし、展開によって変化するイベントなどのゲームとしての完成度も高く、難易度もそれなりにあって楽しめました。
低評価の理由は…私の本名が加藤だからです(ぉ。
臭作さんが偽の管理人としてこの苗字を使っているため、ゲーム中に「加藤さん、あなた匂いますわよ」とか「止めて下さい加藤さん!」とか「この人でなし!」とか言われる度に「ぐはぁ!(吐血)」って感じで悶絶してました。
おかげで私の繊細なハートはボロボロですよ…。
蛭田さん…加藤になにか恨みでもあるのですか?
まぁそんな訳で満足度が低いのは完全に私怨です。
客観的に見れば星7〜8は行ってると思いますけどね。
私的満足度: ★★★★★ ★☆☆☆☆
| |
|
|