Dragon Knight 4 |
発売日:1994.01.25 / elf |
◇ あらすじ
ある日、魔界の王ディードを倒した英雄「ヤマトタケル」の元に、かつての仲間であるバーンから手紙が届く。
内容は「ルシフォンという男がドラゴンナイトを名乗り、世界を恐怖に陥れようとしているので協力して欲しい」といったものだった。
しかしタケルはその依頼を息子である「カケル」に託してしまう。
父に似て好奇心旺盛なカケルは意気揚々と旅立ったが、ルシフォンの正体がヤマトタケル抹殺の為に、未来から時間移動してきた魔族である事をこの時のカケルはまだ知る由もなかった。
◇ ゲーム概要
主人公が前作までのタケルから息子のカケルに変更になり、ジャンルもRPGから戦略シミュレーションRPGに変更になりました。
ステージ数は全部で30ありますが、シナリオの都合で同じステージを二度体験する必要があるため実際のMAP数は15種類です。
ユニットは敵にトドメを刺したり能力アップの種を拾う事で成長していきます。
◇ システム
3.5”2HD 12枚組。
操作はマウスとキーボードのどちらでもできますが、街中の移動はマウスだとやりづらいので街中ではキーボード、SLG部ではマウスといった具合に使い分けた方が良いかも知れませんね。
セーブはステージ合間の街などでロイドンという小説家に話し掛ければ最大5ヶ所まで登録できます。
ロードは街中ならいつでも可能。
メッセージスキップはありませんのでマウスorキーボードの乱打で誤って選択肢まで選んでしまわないように注意する必要があります。
◇ グラフィック
原画は同級生シリーズでもお馴染みの「竹井 正樹」さん。
個人的に竹井さんの絵はこの頃が一番良いです。
『同級生2』以降はなんか眼が大きすぎて違和感あるので(笑)。
CGは今見るとさすがに見劣りしますけど当時としてはかなりの物だったのかも知れませんね。
枚数はCGモードが無いため正確な数はわかりませんけど、多すぎず少なすぎずと言った所だと思います。
◇ サウンド
BGMはFM音源のみ。
音楽モードが無いため正確な曲数はわかりませんけど多すぎず少なすぎずと言った所だと思います(笑)。
曲の方は意識して聴いてもあまり印象に残りません。
ある意味「パンドラのテーマ(?)」が耳に残ってるくらいです。
◇ 感想まとめ
ドラゴンナイトシリーズの4作目ですが、前作をプレーしてる事のメリットはあまり無いです。
オープニングで世界観や背景が理解しやすかったり、「バーン、老けたなぁ…」とか懐かしんだりできるくらい。
なので前作までをプレイしてなくても全く問題ありません。
実際私もPC-Engine版の3をやっただけですし。
肝心のシナリオの方ですが…パッケージ裏の「感動必至」の文字は伊達じゃないな言ったところ。
中盤で衝撃を受けてラストでは結構感動しました (なんかちょっと『DESIRE』に似てるかも…)。
ただ、あのエンディングはどうも釈然としないんですよね…。
結局あの彼は別の○○○だしねぇ…。
ちなみに私はこのゲームをプレイする前に小説版を読んでしまったのですが、これは最大の失敗でした。
ほとんどゲームのストーリーそのまんまで最も衝撃を受ける場面をプレー前から知ってしまったので(苦笑)。
ゲーム中に感じた不満点として、まず戦闘の難易度が高いこと。
主力部隊を決めて、かなり効率良く能力アップをしないと中盤以降でかなり苦戦してしまいます。
それとエロシーンイベントが少々鬱陶しいかなぁ…と。
『同級生』のようにアイコンで色々とクリックする必要があるため、プレー中にリズムが乱される事もしばしばありました。
まぁいくつか不満点はありましたが、個人的にプレイして損は無いゲームだと思います。
SLGが苦手という方は小説版もありますので、購読してみるのも手かと。
私的満足度: ★★★★★ ★★★☆☆
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