Rascal・改 − Game Impression
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らずべりー
発売日:2004.08.27 / 戯画
 全エンドと全CGを見てコンプしました。1人攻略するのに大体3時間くらい。

 ゲームは中盤までは共通ルートで、その後はそれまでの選択肢の選び方によってそれぞれのヒロインルートに分岐するオーソドックスなタイプ。 メインヒロインは全部で6人でそれぞれ対になってるキャラがいて、お目当てのヒロイン以外にもその対になってるキャラの好感度も上げておかないとルートに入れないみたいです。

 共通ルートはチラリとポロリが大量にある王道的な学園ラブコメなノリで割と楽しめて悪くはなかったんですけど、逆に言うとそれだけ…なんです。 こういうドタバタなやり取りの中に後半の個別ルートへの複線をもっと鏤めて欲しかった。

 個別ルートは全体的に薄っぺらくて各キャラの設定があまり活かされていない気がしました。 設定が活かしきれてないのはヒロインだけでなく、主人公も「並外れた運動神経」とか「極度の方向音痴」などの設定が殆ど話に関わってなかったし、このゲーム独特の特殊な環境が個別ルートではあまり反映されていないのが勿体ないです。

 エロシーンもせっかく制服、ウエイトレス、スク水、浴衣などの各種コスを取り揃えているのにエチシーンでは全部脱がしてしまう主人公に「そうじゃないだろっ!」と小一時間問い詰めたくなりましたしね。 ちなみにエロシーンは一人あたり2〜3回あります。個人的には早苗さんとシェリル(のパンツ)は結構良かったですが…全体的に淡々としてる印象をうけました。

お気に入りキャラはシェリル>奏>早苗>香梨>木ノ葉>鈴菜>静音の順。

片桐 シェリル
 話もエンドも一番気に入ってるかな…。設定活きてるしエロシーンも2つとも気に入ってるし。 どうも私は屋上でフェンスに手を付けて後ろから…というシチュエーション好きみたいです(笑)。

村上 奏
 予想はしてたけどやっぱり『ショコラ』の翠コンパチな感じでした…性格だけですが(笑)。

柚木 早苗
 正直エロと主人公の情けない勘違いしか印象に残ってないんですが、結構萌えた。 わざわざ夜間部にする必要は全くないような気がするんですけどね。

桑原 香梨
 意表を付かれた展開…という点では一番でしたが。ちょっと勿体無いかなぁ。

佐伯 鈴菜
 アイス舐めるシーンがエロすぎ。友人に遠慮して主人公への想いを抑えるという話は主人公に惹かれた経緯をもっとよく描写してくれないと白けるだけだと思う。

牧野 木ノ葉
 ストーリーは普通すぎてあまり印象に残りません。 それに某ルートやると割とイメージダウンしたりするので不憫といえば不憫かも。

村上 静音
 彼女自身のルートよりシェリルのシナリオの方が印象に残ってます。怖くて(笑)。

 プレイ前は駄作覚悟でしたが、まぁ割と楽しめたかなと言ったところでしょうか。 少なくとも『ハラフルハート』や『MOEラブ』よりは楽しめました…と言うと比較対象が低すぎですが、まぁ戯画のゲームでは『カラフルキッス』並には楽しめましたよ(笑)。

私的満足度: ★★★★★ ☆☆☆☆☆

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