| 王道勇者 |
| 発売日：1998.04.02 / ALICE SOFT |
◇ あらすじ
とある名も無き孤島にその若者はいた。若者の名は「ザンバ」。
１年前にその孤島に打ち上げられ、島に住む少女「マルーシュ」に介抱されたが、彼にはそれ以前の記憶が無くなっていた。
１年間、何の不満もなく島で生活していたザンバだが夢によくみる少女の涙が彼を大陸へと誘っていることを感じ取る。
「自分には何かする事がある」そう思ったザンバは失われた記憶を取り戻すべく単身大陸へと旅立つのだった。
◇ ゲーム概要
ランダムエンカウント、経験値によるレベルアップとゲームは極めてオーソドックスなタイプのRPGです。
本格的な物語はザンバが大陸へ降り立った所から始まり、大陸を旅していくうちにザンバは５人の少女と出会い、少女らと関わっていく事により物語が進展します。
少女達は一定のパターンで街などに出現する為、ザンバ自身も色々な街に飛び回り出会わなければなりません。
ちょうど同社の『Only You』と同じような作りですが、難易度は低め。
おまけとしてアリスの館はもちろん、ＣＧモード、音楽モード、そして全てのＣＧを見た後、エロシーンだけを閲覧する回想モードもあります。
◇ グラフィック
原画は『学園KING』でも同じみのちょも山さん。
今回はHighColorという事もあり格段に綺麗になっています。
CGの枚数的には多すぎず、少なすぎず…といった感じです。
◇ サウンド
CD-DA再生のみ。
全体的に１ループが短い曲が多いですが、概ね良い感じです。
個人的に「オープニング」「ベルのテーマ」「エンディング」がお気に入り。
◇ 感想まとめ
本当に『Only You』に良く似ています。熱いキャラも出てくるし(笑)。
個人的にはおっちゃんよりエレノアの方が気に入ってたりしますけど。
『Only You』と違い、時間制限が無いので難易度的にはかなり簡単に感じました。
各ヒロインのシナリオは無難な感じに仕上がっているとは思いますが…う～ん何か今一つ物足りないという感じもします。
全エンディングを見た後だと、どうもファネル以外のキャラはおまけみたいに思えてしまうというか…。
敵キャラはこちらのレベルに合わせて出現してくれるのでエンディングを見るまでは、かなり簡単に進むと思います。
ただしやり込み要素…特にアイテム補完となるとかなり骨が折れますね。
ほとんどのアイテムは敵キャラから戦闘終了時にランダムで手に入るのですが、出現率がかなり低くて苦労させられました。
それに、せっかく手に入れたレアアイテムも敵が弱くていまいち有り難みが無い感じがします。
塔の守護者のようなラスボスよりも強力なキャラをもっと増やして欲しかったです。
う～ん、やっぱりまとめると全体としては悪くは無いが、『Only You』をプレイした身にはどうも無難すぎるというか物足りなさを感じました。
もっとインパクトのあるシナリオやキャラを用意して欲しかったところです。
私的満足度： ★★★★★ ★☆☆☆☆
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