妻みぐい |
発売日:2002.03.15 / ALICE SOFT |
全回想シーンを埋めてコンプしました。
所要時間は1stプレイ約3時間、コンプまでは7〜8時間くらい掛かったと思います。
とあるマンションに一人暮らしをしている主人公「津崎 悟」。
彼は左隣の部屋に住む未亡人「水森千穂」に想いを寄せていたが、この春から社会人になる事で二週間後には引越す事になっていた。
そんな折に右隣の部屋に引っ越してきた人妻「蓮間香苗」に千穂に対する想いを悟られ、主人公に自信を付けさせる為の調教を施すことを提案してきたのだった…というあらすじ。
女盛りの人妻に調教されつつ発展途上のおさな妻をゲットする「癒し系人妻ADV」。
一日のうち朝・昼・晩の三回、マンション内の移動先を指定して高感度を上げたり調教を受けたりアイテムを買ったりバイトをしたりします。
期限は二週間で攻略可能なヒロインは香苗と千穂の二人だけ。
一応他にもエンドがあるキャラは居ますが…実質メイン二人のバッドエンド的な扱いでエロシーンはありません。
基本的にはお目当てのキャラに会い続けて好感度を上げていけば良いので難易度はそれほど高くないと思います。
アイテムが必要なイベントなどもあるけど普通にプレイしてれば自ずと気付くものですし。
香苗や千穂との仲が進展していく過程のドラマ性は低め。
稀にヒロイン側のモノローグが入ったりしますが、会話テキストが全く同じという使い回しイベントが多い上に展開自体も淡々としていて盛り上がるようなイベントは皆無。
ただヒロイン達の言動からキャラとしての性格が把握し易く、主人公に対する気持ちもプレイヤーからは理解し易く描かれていて意外とキャラ萌え度は高めでした。
このあたりの少ないテキスト分量でそれなりに魅力的に描く手腕は流石に慣れたものだなぁと感じます。
調教パートは主人公のパラメータである「耐久力」「テクニック」「やさしさ」の数値を上げていくことが目的。
それらのパラメータを上げる調教項目として「愛撫」「パイズリ」「フェラチオ」「本番」を選択していくことになります。
各項目にはそれぞれ段階があって、例えば「フェラチオ」に関しては最初は手コキだけですが、何度か実践する事で咥えてくれるようなる…という感じ。
まぁ他にも「らぶP」なる主人公の行動力やアイテムの有無なども関わってくるのですが面倒なので省きます(笑)。
肝心の調教内容…要するにエロシーンは結論から書けばなかなかエロくて良かったと思います。
個人的にはテキスト描写のほうは特にクルものは無かったんですけど、ちょも山さんの描くCGがとにかくエロかった。
香苗さんの熟れた身体の柔らかさが非常に良く表現されていてグッド。
これで音声があれば更に実用性が増したと思えるだけに音声無しなのがホント惜しまれます。
本番エロの方も衣装的なバリエーションが豊富で良かったかと。
欲を言えば香苗さんだけでなく、千穂の方も色々なバリエーションを用意して欲しかったですよ。
個人的な好みでは断然「千穂 > 香苗」なので。
あと3Pシーンが夢オチの一つだけしか無かったのも微妙に不満かも(笑)。
基本的にエロシーンは主人公とヒロインとの組み合わせですけど、一つだけ香苗さんと旦那のシーンが存在します。
あるアイテムを使ったときに発生するもので、これがなかなか切なかった。
寝取られ…とは違うし(どっちかと言えば主人公が寝取ってる訳だし)自業自得でもあるのですが、主人公以外の野郎がヒロインキャラとHするのが嫌な人は余計なアイテムを買わない方が吉。
システムまわりはイマイチ。
抜きゲーなのにディスクレス起動不可な上、既読スキップなし、バックログ閲覧なし、マンション内を移動する際のチップキャラの動きが鬱陶しい(右クリックでキャンセルできますが)と発売当時としても色々と不満を感じそうな出来でした。
まとめとしてはタイトルに偽り無しな内容で値段を考慮すればコストパフォーマンスの良いゲームだと思いますが、やはり音声無しというのは寂しいものがありましたし、千穂のエロが香苗と比べて大きく水を空けられているのも千穂派の自分としては心残り…と言ったところです。
私的満足度: ★★★★★ ★☆☆☆☆
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