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しまいま。
発売日:2004.12.17 / ALICE SOFT
 全CG補完してコンプ。 所要時間は1stプレイで2〜3時間、コンプまでは7〜8時間くらいだったような気がします。 まぁボリューム的には小粒な作品で、現在は『よくばりサボテン』の販促としてメーカーサイトにて無料DL可能です。 『アリスの館7』を購入した立場としては心情的に複雑ではありますけどね(苦笑)。

 学園で美人姉妹として有名な神無静流と神無紗奈。 実は彼女らは人間と淫魔とのハーフであり、定期的に訪れる発情期を姉妹で慰め合っていた。 そして偶然その秘密を知ってしまった主人公「結城遊馬」は神無姉妹からHのお相手を頼まれるのだった…というあらすじ。


 選択肢タイプのオーソドックスなADV。 選択肢の数は少ない上に非常に解りやすいので難易度は低め。 ちなみに音声は特定イベント時のみ再生されるパートボイス仕様です。 予算的な都合もあるのでしょうが、フルボイスに慣れた身にはやっぱり少々物足りなさを感じますね。
 メインヒロインは神無姉妹ですがサブヒロインとして同級生2人、それと姉妹の従姉妹が1人登場します。 進行ルートによってはサブヒロイン達ともH可能ですけど数は少ないし個別エンドも無し。 エンディングは全て神無姉妹(もしくは片方)が絡むものとなっているので姉妹以外のヒロインに期待すると肩透かしを食らうと思います。


 内容的には淫魔の血を引く姉妹が発情期を乗り越えるために主人公とHしまくりな日々を送るという萌えエロゲーでシナリオ的な深みは期待しない方が吉。 主人公はすげー優柔不断で煮え切らないタイプなのに何故かモテまくりで、学園でも指折りな美少女達による主人公争奪戦絡みの掛け合いを見てニヤニヤできる超ご都合主義展開が見所です(笑)。 メーカー曰く「巻き込まれ系AVG」らしいが、巻き込まれ系と言うより棚ぼた系だよなぁというのが個人的印象。

 肝心のヒロイン達のほうは色々と誘惑されたり他の娘達に気が向いてる主人公に対してやきもきする様がなかなか可愛く描かれていて萌え度は高め。
 CGの立ち絵は服装以外の差分はありませんけど、テキスト枠の横に表示されるフェイスウインドウの表情は豊富で萌え度の向上に貢献していたと思います。 ちなみに主人公の顔も描かれてたりする萌えゲーでは珍しいケースですが、この主人公の照れた表情はキモいです(←私怨入り)。


 エロ方面も姉妹に限定すれば回数はそれなりに用意されているし、3Pシーン(姉妹丼プレイ)もあって頑張ってるとは思います。 ただ個人的にはCGの使い回しが少々気になったのとシーンの尺が短めなので実用度はやや低く感じました。


 プレイ前は“萌えエロ”を期待していて実際に内容の方もそんな感じなのですが、プレイしてみた感じだと萌えはともかく、エロは個人的に今ひとつと言った印象でした。 ただ…まぁモテモテなシチュエーションを楽しむ雰囲気ゲーとしては良い感じですし、バラエティソフトの中の一タイトルということを考慮すれば満足できる内容ではありました。 つか今では無料でDL可能ですし、息抜きがてら気軽にプレイする分には丁度良いんじゃないでしょうかね。


キャラ別雑感は省略。お気に入り順は↓。
 静流 > 紗奈 > 零 > 鞠音 > のぞみ



私的満足度: ★★★★★ ★☆☆☆☆

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